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闇の王2
『ふふ、まだですよ…その赤いの食べてみてください。』
闇の王が、真っ赤な苺を口に運んだ。
『すっぱいが、シャキッとして、美味い。』
頬が苺のように赤くなっている。
『コレは、何というのだ?』
『いちごという果物です。闇の王、幸せな美味しい味でしょう?』
『うむ。』
次々にモグモグと頬を動かしている。
『僕は、こんな幸せをくれる浜崎が、とても大切です。もう二度と失いたくありません。』
『ユリ。』
ユリが俺の手を握った。
『闇の王、誰かが傷ついたりするのも、争いも嫌です。ひとりひとりに命があります。その命を、温もりを奪ってはダメだと思います。』
『わかった。命を奪って悪かったのだ。許せよ、エレーナ姫。』
闇の王が小さく頭を下げたのだった。




