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闇の王
『闇の王…?』
俺とユリは物凄く驚いた。
こんな小さな子供が闇の王だったなんて。
『む、何か無礼なことを考えておるの? 余は年をとらぬ。 …して、何用じゃ。わざわざ捕まりに来たわけではあるまい。』
ユリは、手に持っていたケーキボックスから、苺のショートケーキを取り出しテーブルに置き、闇の王へと差し出した。
『浜崎…、アベルが作りました。良かったら食べながら話しませんか?』
ユリが微笑みながら、勧めた。
『ふむ、白いの…』
ショートケーキをフォークでひと口入れる。
闇の王の目が大きく見開かれ、口を抑えた。
『フワリとなった…、すぐなくなったぞ! こんなもの初めて食べた!!』
フォークを小さな手でフルフル震わせ、身を乗り出した。




