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蒼い癒しの光
『何ですって?』
ラクシャータの髪がフワリと魔力で舞った。
『いや、だからユリは俺のモノになった!って言ったんだ。』
言いながら、ユリを後ろに下がらせる。
『ラクシャータさん、闇の王に花嫁になれなくて、ごめんなさい。って伝えてもらえませんか?』
ユリが頭を下げた。
『アベル、お前、こんな純真な子を…よくもまぁ俺のモノにしたなどと、消し炭にしてやる! 火炎の壁!』
俺の周囲に激しい炎の壁が出現する寸前
『ディスペル!』
炎壁をかき消す。
『次で、跡形もなく消してあげるわ。蒼炎獄!』
肌を刺す熱波…上級魔法か。
圧倒的な力、迫りくる蒼い爆炎。
その色にユリ(エレーナ姫)の癒しの魔力の色を連想し、俺は蒼い炎の前で微笑んだ。
『ユリ、愛してる』
俺は、ユリの周囲にマジックシールド重ねがけを全振りする。
コレで良い。
シールドの向こうでユリが涙を零した。




