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貸し1つ

次の日、登校すると集中砲火にあった。


桜とカグラをはじめとした女子たちに囲まれたのだ。


ユリは頬を染めてほのほのと微笑んでいる。

答えるの俺しかないじゃないか。


笑ってないで助けろ、グラフィット! カレン姉さん!



『ユリの具合が…悪そうだったんで、い、急いで部屋に帰ったんだよ』



セーフ、きちんと答えられた。

偉いと思う俺。


『それじゃ、保健室に行けばよかったんじゃないの?』



桜がブッ込んできた。


『それはね、私も職員会議に出ていて保健室の鍵が閉まっていたんだよ。』



グッジョブ、グラフィット!!

グラフィットが耳元で呟いた。


『貸し1つな。』



こんちくしょう。


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