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エルフィナ編7
『このお庭に咲いているピンク色の薔薇と同じもので紅茶を作りましたの。いかがかしら、お口に合いまして?』
『うむ、良い香りだ。美味いの…。して、今日は何用じゃ?』
ゼロがひと口紅茶を飲んでエルフィナに聞いた。
『そうですわね。…そちらのユリ様をわたくしにくださいませ、ゼロ様』
エルフィナは微笑んで紅茶を飲んでいるが魔力は浜崎の遥か上をいく。
浜崎が立ち上がり、冷や汗をかきながらユリを庇った。不安そうにユリも浜崎を見て腕に掴まる。
隙を見て瞬間移動でユリと逃げようとしたがエルフィナにレジストされた。
『ふむ、エルフィナ嬢よ、理由を申せ。兄上のお披露目の舞踏会からユリの周りが物騒でな。余も気が気ではない』
『ゼロ様、わたくしお妃に立候補したいのです。舞踏会で聞きましたの、エレーナ姫の生まれ変わりのユリ様を闇の王へ差し出せば、お妃になれると』
『何だと!?…マジックシールド!!』
浜崎はユリを抱きしめ、無駄だと思いながらシールドを展開する。
『うむ。兄上の妃とな、良かろう。だが兄上は人のものが好みなのだ…。直に聞くとしよう』




