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エルフィナ編6

浜崎とユリとゼロは、シデル家へと着いた。

門が開き執事のオルスターが現れた。


『ようこそ、お越し下さいました。どうぞこちらへ…』



そのまま広い美しい庭へと案内される。

ピンク色の薔薇で統一された場所だった。

1人の幼い少女がメイドに付き添われ、お茶を飲んでいる。

3人に気づいた少女はカップを音を立てず静かにソーサーに置き、席を立って優雅にお辞儀をした。


『ゼロ様、お久しぶりですわ。そちらの方がアベル様…ん?…もう1人男の方がいらっしゃると伺っていましたけれど…』



少女は不思議そうに首を傾げてユリを見る。


『エルフィナ嬢よ、ユリだ。今日はドレスを着ていてわからぬであろうが男だぞ』

『まぁ、可愛らしい。まるでエレーナ姫のようですわね』



ユリは恥ずかしそうに頬を染めて頭を下げた。


『エルフィナ様、初めまして。ユリといいます』

『エルフィナ嬢、俺も初めましてだろうか。本日はお招きいただき大変光栄です』



浜崎も優雅に頭を下げ、エルフィナに挨拶をした。


『ユリ様、初めまして。シデル家エルフィナと申します。以後お見知りおきくださいませ。…わたくしもゼロ様と同じく不死ですの。アベル様とは以前、ディエット城で一度だけお会いしたことがありましてよ。さぁ、席に座ってくださいませ。…マリナ、彼らにもお茶を』



浜崎、ユリ、ゼロが座ると、マリナと呼ばれたメイドが香りの良い紅茶をカップに注いでいく。



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