番外編 シュガーバタークレープ
放課後、中庭で定番のおやつタイムになった。
『今日はシュガーバタークレープだ』
アイテムボックスからシュガークレープを出して、バターをのせて皆に手渡した。
『パリッともちっと甘くて、美味しい』
『香ばしいバターの風味が染みてるわ』
みんなの食レポがあるなか
『あ!アベルがしてる腕時計、BVLGARI!?』
『え!どうしたのそれ、すごい高いよね?』
桜とカグラが気づいた。
『ああ、ユリが賞状書士のバイトで頑張って、俺の誕生日プレゼントにってくれたんだ。愛してるユリ』
『うん、目黒蓮っていう人がつけてるのと同じモデルの腕時計。浜崎にカッコよくて似合うかなと思ったの』
ユリが頬を染めてほのほのと微笑んで言った。
『うわーノロケたー』
『いや~んコッチが赤くなりそうよ』
カレン姉さんがクレープを食べながら
『今日のシュガーバタークレープよりも甘々ね。でも、お給料の半分以上をアベルに使ってくれたのよね、ありがとうユリくん。本当いい奥さんになりそうね』
ほほほっと笑って言ったのだ。
『奥さん…いい響きだ……』
俺のエロい妄想がダダ漏れしていたらしい
『ふむ、アベルよ。それはちとユリが恥ずかしいのではないかの?』
ゼロがクレープをモグモグしながら俺の頭の中を覗いてしまった。
『もう!浜崎、恥ずかしいコト考えるのやめてってば!!』
ユリが顔を赤くしてポカポカと叩いてくる。
みんなも笑っていて、いつもより賑やかなおやつタイムになったのだった。




