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番外編 浜崎サプリ
そうこれは僕が、教頭先生から頼まれた賞状書士のバイトの頃のお話し。
僕は、学園専属の賞状書士さんが産休に入ったとのことで、代理で賞状書士のお仕事をすることになった。
毎日、学園の授業以外の時間を卒業証書を書くことになるほど忙しかったのだ。
夜遅くまで卒業証書を書いている僕に、浜崎はミルククローラードーナツやロールケーキやエクレアなどを、毎晩夜食として作ってくれた。
すごく嬉しかった。
1ヶ月近く経った頃、僕は……浜崎が足りなくなった。
今夜の夜食は浜崎特製のプリン。でも、何か物足りない。
僕は、思いきって浜崎を呼び止めた。
『浜崎、プリンありがとう、美味しかった。…浜崎、キス…してほしい』
『ユリ』
浜崎はしばらく優しく口づけしてくれた。
『うん…浜崎成分、足りた』
『何だそれ、俺はサプリか』
浜崎が笑った。笑顔も嬉しかった。
『よし、頑張る』
僕は、プレゼントで喜ぶ浜崎の笑顔を思い浮かべながら、賞状書士のお仕事を頑張るのだった。




