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番外編 救急車

ある日の放課後デートに出かけた帰り道、ユリが道路に倒れている男性を発見した。


『大変!浜崎どうしよう。この人……意識がないみたい!』

『落ち着けユリ、近くの電柱に番号がある。何番だ?』



『あった、秋成1018』


俺はスマホで119番に通報した。


『はい、救命ですか?火事ですか?』

『救命です。スーツを来た20代の男性が倒れて意識がありません。番号は秋成1018です』


『わかりました。5分で救急車が到着します。あなたの名前と電話番号を教えてください』

『名前は浜崎真央、電話番号は090-1895-07……』


『はい大丈夫です。そのまま携帯は切らずにお願いします』



ユリは震えて不安そうにしている。肩を抱き救急車を待った。



救急車が到着した。


『こちら20代の男性、道路で倒れて意識がない模様、自発呼吸あり。通報者によると橈骨動脈に脈あり血圧は80以上あるそうです。受け入れを要請します』

『はい、受け入れます』



酸素マスクをつけられ救命措置をされた男性が救急車で無事に運ばれて行ったのだった。


『良かった。浜崎、凄いね。僕どうしたらいいのか分からなかったよ』

『たまたまテレビで、大空港24と救命病棟24時を見てたからかな』



ユリと話しながら寮の部屋へ帰り着いた。


『今の人、助かるといいね』

『ああ、自発呼吸もあったし、橈骨動脈で触れたから血圧は80以上あった、大丈夫だろう』


『凄い、浜崎お医者さんみたい』



お医者さんみたい…お医者さんみたい……俺の琴線にふれた。その夜、お医者さんごっこプレイをした俺だった。

もちろん医者は俺、患者はユリだ。


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