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番外編 腕時計

間違えて、口どけ2の前に腕時計を先にアップしてしまいました。たいへん申し訳ありませんでした。

賞状書士さんのお仕事を拝見しましたが、とても緊張感のある大変なお仕事でした。卒業証書って手書きだと、かなり高いのですね。

ユリがバイトを始めた。


賞状書士の仕事だ。今も、机に向かって筆を動かし丁寧に字を書いている。


かれこれ3ヶ月日間も卒業証書の文字を書いているのだ。


物凄い集中力でひたすら真剣に何枚も何枚も書いて、5時間が経った頃。


一段落ついたようで、伸びをしながら俺の方を向いた。


『教頭先生に頼まれていた分の卒業証書なんだ、ふぅ…終わった。浜崎、退屈だったでしょ? ごめんね』

『いや、ユリのひた向きな真剣な表情、見ていて飽きなかった。凄いなユリ』



ユリが照れたように微笑んだ。


これから学園へ卒業証書を届けると言うので俺も一緒に行くことにした。




『ユリくん、ありがとう。偉いわ、よく頑張ったわね。本当に助かったわ、頼んでいた賞状書士が産休になったのよ。はいコレ今回のお給料よ。他の学校の分も入れたから落とさないようにね。』

『ありがとうございます。教頭先生』


『姉さん、今日のおやつ、新作のプリンシュークリーム、グラフィットの分も入れてあるから』



俺とユリは教頭室を出た。ユリが行く所があるという。一緒に来て欲しいと言うのでついて行く。


BVLGARIというブランドの店に入った。ユリは真剣な顔でケースの中の時計を見て、1つ腕時計を買ったようだった。


『浜崎、これ誕生日のプレゼント、はいつけてみて』



笑顔で、買ったばかりの腕時計を差し出してきた。黒い革のブランドの腕時計だった。


『これを俺に?…ありがとう、ユリ』



つけてみるとしっくりと腕に馴染むとても良い腕時計だった。


『うん、浜崎に似合ってる、良かった!』

『俺の為に3ヶ月日間も頑張ってくれてのか?本当に嬉しいよ、ありがとうユリ』



俺はユリを抱き締めた。店員は吃驚していたが笑顔になった。


本当に嬉しかったのだ。愛おしいユリ。


俺は暫くそのままユリを抱き締め続けた。







天の声です。BVLGARIの腕時計、本当にお高いのです。目黒蓮くんのつけている私物の腕時計と同じものです。ユリは一生懸命、浜崎の為に頑張りました。裸エプロンもしたけどね(逃)

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