人質生活68日目
「レジナルド様、アリディンバリスからお手紙です!」
まず、”リストを元に棚卸ししてみたが、お前の部屋から盗まれたものはない”という味気ない文章があった。
次に、”魔法学校を建てるので、レジナルドが所有するアイテムをすべて資料保存館に収蔵する”という内容が続く。
横から覗いていたマシューが悲しい顔をした。
「レジナルド様…部屋から盗られたモノをきちんと確認してくださらなかったことに関してですが…アリディンバリス王家もお仕事で忙しくされているのでしょう…あまり気を落とさずに…」
手紙を持つレジナルドの手が震えている。
「お、俺の…」
「どうか悲しまないでください…」
マシューは抱きしめるようにレジナルドの肩に手をやった。
「お、俺の名前がついた保存館ががががが…!?」
「嬉しそうですね?????????」
「嬉しい!」
「いいのですか?何を盗まれたのか判らないんですよ!?」
「それは嬉しくない!」
「情緒どうなってます?」
レジナルドはゴリラのように部屋の中をうろつき、我慢できなくなったのか階段を下りて行ってエントランスから外へ飛び出し、庭を走り回った。
よく理解していないモグラもレジナルドと共に走り回る。
――――――――――
資料保存館の話があまりにも嬉しかったらしく、使用人や乗馬インストラクターのセーラに自慢して回った。
「オホホ。レジナルド様のコレクションは資料館になるレベルだったのですね。オタクっぷりを過小評価しておりました」
「ワハハ!!!!ハハ…ハ………」
「情緒がジェットコースターのようですね?」
「お、俺のコレクションが勝手に売り捌かれている」
「あらまあ」
「頼みの綱であるお兄さまも、俺の事を気にかけてくれなくなってしまった。フィリップ様が言っていた、進入禁止の円錐オブジェだけでも確認してもらいたかったのに…クソっ!!」
「血圧が心配な一日ですね」
「ああ………馬に乗るか…」
「お待ちください、集中を欠いた状態で乗馬のレッスンをするのは危険です。エピオルニスと戯れるぐらいにしておきましょう」
「多分、巨鳥と戯れる方が危険な気がする」
――――――――――
「ずいぶん思い切った政策だな」
トーラティカの王子、フィリップは、レジナルドが母国とやり取りしている手紙を毎回盗み見ている。
「ええ。”魔法を教える魔法学校”を作る気だとは…西側の小国に習う判断をしたわけです。モルリヴァールや我が国の魔法学校は、魔法が使えるかどうかが入学の条件になっているだけで、実際には魔法を教えるわけではございませんからね」
「国営の学園だろうか?」
「推測ですが、レジナルド様のコレクションを集めた資料保存館を併設するとございますので、国営なのでしょう」
「ふぅん…」
ただガラクタを集めるだけでも成せる物があるのだな、と悪態が口を突いて出そうになる。
しかし。
「…あのマイナス社で働いていたユニークスキルの持ち主。あいつを見つけられたのも、レジナルドが消滅ステーショナリーを買ったからなんだ」
「ええ」
「私はエンチャントされたアイテムについて詳しく無さ過ぎる気がしてきた」
従者が声を出して笑う。
「いえいえ、呪われた品のようなものは、魔法使いに管理を任せておくのが一番良いのです。王族の皆様には国家の運営に集中していただきませんとね」
「ハハ、そうだな…」
「それに魔法を教える魔法学校というのもおかしな話です。魔法使いを志す貴族は家庭教師を雇い、またそれにより、魔法使いは家庭教師の職を得る事ができる。大切なサイクルです。学校など作っては、それが破壊されてしまうではありませんか」
「それもそうだ。上手く回っている仕組みを壊すのだから、アリディンバリスの王国議会と王族は判断を誤ったな」
――――――――――
タフタフリッチの魔法道具展では、加湿魔法道具が販売され始めた。
秋冬に向け絶賛売り出し中である。
また、装身具店ではコットンキャンディ花が埋め込まれていないリングも大流行していて、在庫が無い状態だ。
雑貨屋ではミニ馬車セットも飛ぶように売れている…もとい、王子に買い占められ続けている。
カントリーハウスでは、昼食を終えたレジナルドが勉強のためにライブラリに移動していた。
しかし勉強は頭に入ってこないようで、あれこれと考えを巡らせている様子だ。
「…もう一度」
「え?」
「もう一度、コレクションのリストを作ろうと思う」
「応援いたしますよ。必要なものがあればおっしゃってください」
「ありがとう」
マシューは早速紙を渡した。
「でもな、二度目はもっと良いものにするぞ!それに、箇条書きではあるが所有物一覧表は作ってあるんだ!」
「それなら仕事は早いですね」
「俺は、お兄さまから”失ったモノを数えるな”と言われている。そうだ。どんなアイテムだったのかは俺の記憶の中にある。進入禁止の円錐オブジェも、大切にしてくれる人の手に渡り…愛されている事だろう。そう願いたい」
「レジナルド様…」
「フィリップ王子はコットンキャンディ花が埋め込まれていないリングを大切にしてくださっているだろうか?」
「…」
「答えてくれ」
「…大切にしていると言い切ることはできません」
レジナルドは遠い目をした。
「ならせめてもう一度、あのリングを見たい。頼むマシュー、フィリップにまたジュエリーを見せてくれとお願いできないだろうか?」
「そんな…」
「頼む!!もう一度だけでいい、わがままだと思うかもしれないが、あれは本当に俺のモノだったんだ。せめてもう一度だけ見るとこができたら…頼んでくれ、王子様に頼んでくれ!」
「て、手紙を書くぐらいでしたら…」
部屋から出て行ったマシューの足音が、2階にある彼の部屋に消えるまで待つ。
「そうだ…俺の記憶の中にある」
そう呟いて図書室から出た。
1階へ行き、使用人を捕まえて金属置き場へ案内させる。
――――――――――
書斎に釘や蝶番のねじ曲がったようなゴミを持ち込む。
レジナルドは熱がデスクに伝わらないよう、平らな石を置いた。
「ああ。やってやる」
町の装身具店に作らせたコットンキャンディ花が埋め込まれていないリングを手に、金属を温めていく。
「もっとゴールドっぽい金属だった。ピンク色が映えるような…」
元々は銀色であっただろう蝶番を少しずつ溶かしながら、リングの色と太さを変えた。
釘を持ち、台座の細部を整える。
さらに王家の工房のサイン、職人のサインを入れた。
――――――――――
マシューがライブラリに戻ってくると、レジナルドは観光ガイドブックを読んでいた。
「お願いの手紙を書いてみました。使者にお渡ししたので、後は女神のみぞ知る、です」
「ありがとうマシュー!お前って本当にいつも頼りになるよな!」
「褒められるような事はしておりませんよ」
「感謝の意を表して、厩舎の移設の見物を一緒にしてやろう!」
「それってレジナルド様が見たいだけでしょう?」
屋根の上に登ると秋風が涼しい。
「もうすぐ収穫祭か?」
「ええそうですね。トーラティカでもアリディンバリスでも爽夜の月の最終日と決まっておりますでしょう?」
「ワハハ!アリディンバリスでは落黄の月の最終日に秋祭りをやるのだぞ」
「あれっ!?そうでしたか…」
「通訳といえども、やはり現地の習慣すべてを知っているわけではないのだな」
「ムムッ…」
レジナルドは胸ポケットから新聞の切り抜きを引っ張り出した。
後で読もうと仕舞っておいたのだ。
「”カボチャの収穫はじまる”か、早いなぁ~」
ついさっき収穫祭の話をしたばかりなのでおなかが減ってしまう。
「早植えのカボチャならもう市場に出回っているでしょう」
「…早植えだとか、ずいぶん詳しいんだな。ああ、そう言えば屋敷の一角でマンドラゴラを育てていたと…」
「オッホン。貧乏だからではなく、家族の趣味がガーデニングだからですよ!」
「色はランダムだろう?」
「我がバー家で育てていた品種はそうですね。水色やピンクのカボチャが懐かしいです」
「規則的なドットが入るカボチャの品種を知っているか?」
マシューの顔から色が消えた。
「あのカボチャ、愛好家が多いので大きな声では言えませんが、こう…何と言うか…黒いドットに恐怖を感じるんですよね」
「へぇ、集合体恐怖症か?俺はアートが好きだからわざわざあの品種を飾らせたりもしたが」
「ううっ…思い出すだけで鳥肌が立ちます」
「めちゃくちゃデカくなるんだよなぁ」
「ああ~想像しただけで体から力が抜けます…」
――――――――――
レジナルドはハインリヒの部屋でバタフライナイフを投げる。
大分上達し、目標物に刺さるようになってきた。
「………いや、こんな技術使う機会ないだろ!?」
「もっと投げのモーションを少なくして、相手が避けられないようにする練習をいたしましょう。予備動作が大きいと、投てき物の軌道を推測されますので」
「お前は一体何と戦おうとしているんだ!?ハァ…」
レジナルドは話を変える。
「しかし、最近になってこのバタフライナイフのカッコよさがわかって来たぞ」
「そうでしょう!鞘が無く、すぐに刃を出せるのは実用的で…」
「そうじゃない!デザインの話だ!!」
「ああ…」
「もっとデザインを工夫すれば、さらにカッコよく出来そうじゃないか?例えば…光るナイフなんてどう思う?」
「そうですね、光魔法の魔法石を埋め込めば簡単に作れそうな気がします。ただ…」
「ただ?」
「服の中でビカビカ光るのはちょっと。兵士のジョブクエスチョンを受けやすくなってしまいますし」
「持ち歩く前提じゃないぞ…あっ、音楽が鳴るというのはどうだ?俺は音楽が大好きなんだ!音は風の魔法石と小さな笛を組み合わせればいい」
「バタフライナイフの機構の中に納まりきらないかと」
「ふむ…じゃあ、ロングソードなら実現可能だろうか?」
思い立ったらすぐ工作。
レジナルドは紙とペンで設計図を描き、必要な道具をメモした。
ハインリヒも乗ってくる。
「油カイコの繭を使えたらなぁ…」
「丈夫な木材の薄い板はどうです?」
「おおっ!!本物の木剣みたいで良さそうだ!」
「それからですね…」
「ふむふむ…もっと付け足そう」
――――――――――
ダイニングルーム。
夕食の場でマシューに設計図を見せる。
「どうだ?」
「子供向けのオモチャを開発してくださるとは、市民思いですね。王族の鏡ですよ」
「誰がオモチャだ!!俺が欲しくて作ってるんだぞ!!」
「この、ブレードとグリップの間に…ガードがあるじゃないですか?」
「あるぞ」
「そこに”回転する機構”って書いてあるのですが…」
「そうだ!光る!回る!音が出る!」
「オモチャですよね?」
斜め後ろから見守るハインリヒは我慢できずに口を挟んだ。
「実用性がない物はすべてオモチャと決めつける…それって…老害ですよね?」
「貴族に向かって老害とはなんですか老害とは!!無礼でしょう!?」
「ハインリヒは間違ってないぞ!俺は真面目にこれを作りたいんだ!」
「で、ですから…これは何なんですか?」
「光る!回る!音が出る!実用性のない剣を模した物体」
「それをオモチャって言うんですよ」
――――――――――
アリディンバリス。
ワーグマン家の邸宅で、ひとりの女性がヘロヘロとイスに座る。
「どう?今日一日、働いてみて?」
疲れた顔をしながらも、先輩の使用人に明るい声で返す。
「はい、正直…クタクタです。でも皆さんが優しく仕事を教えてくださるので、明日も頑張ろうと思います!」
「フフッ!期待しているからね…おっと、最近はこういう風に声をかけるとプレッシャーになるから良くないんだっけ?」
「いえ、期待に応えられるように仕事をします。それにしても、領地で一番立派なお屋敷は凄いですね…」
「スケジュールを組んではいるんだけど。掃除しても掃除しても終わらないの!」
新人の使用人は、隣接する領地を治めるロウトン家、その親戚から送り込まれたスパイだ。
初日という事もあり、大人しく自分の部屋に戻る。
一方、ダイニングルームではクリスティーナの両親、兄とその妻、姉、クリスティーナ本人が夕食を食べていた。
領主である祖父と祖母は出かけている。
「それでクリスティーナ、あなた、そろそろ落ち着いたんじゃない?」
「…うん」
「これからどうするつもり?お姉さんと一緒にパートナーを探したら?」
吐くほどウザい義姉のサラがクリスティーナに言った。
その実姉は無反応だ。
兄嫁のサラは母親に気に入られているため、少しでも口げんかになれば結果的に母親の機嫌を害することになってしまう。
「…これからなんだけど、もう一度王都に戻って、働いて家に仕送りしようと思ってるの」
「!」
「流石、偉いじゃない」
「あんなに使用人や侍女として奉公するのを嫌がってたのに、年季明けしてもまた王都に戻りたいの!?」
クリスティーナは堂々と話す。
「もう王城には近づかない。でもやっぱり王都の方が賑やかだし、お給料もいいし、それにパートナーを探すと、お姉さまが…」
姉からライオンのような一睨みが刺さる。
クリスティーナもまさか、自分が少しでも恋愛をしようとすると姉が邪魔をしてくるとは言えない。
良い縁談も姉が横取りしてきて、そのくせ些細な意見の違いで相手を見下し、見放し、関係を終わらせるのだ。
そもそも恋愛が絡まずとも妹であるクリスティーナのことをやたら意識し、邪険にしてくるので姉妹の仲は最低最悪だった。
母親が呆れたように話す。
「ねえまさか、スカーレットがなかなか家から出て行かないから、あなたもパートナーを探せないと言うつもりじゃないでしょうね?クリスティーナも今の時代、律儀に結婚の順番なんて気にしてないで、あなたはあなたの相手を見つけないと。姉を立てようとする姿勢は素晴らしいけどね?」
クリスティーナの姉、スカーレットの顔が引きつった。
母親は話し続ける。
「それに、もう王都へ戻らなくてもいいの。あなたはモテるんだから、また”トラブル”に巻き込まれたら…」
姉のスカーレットの顔に怒りの血管が浮かんだ。
”恋愛関係になってはならない王族とそういう雰囲気になってしまった”事が年季明けの理由だと、食事をしている全員が知っている。
その中でも姉は嫉妬以上の憎しみを妹に抱いていた。
そんな娘たちの気を知らない母は、常に上の娘であるスカーレットの方が魅力的でよい子だと考えている。
「ところで私が使用人として王家に仕えてた頃より、労働環境も悪くなってるんでしょう?だって、ロウトン家の娘さん…ねぇ?」
メリンダは窓から落ちて事故死したことになっている。
ワーグマン家も領主夫妻とクリスティーナの父母が葬式に参加していた。
クリスティーナは答える。
「どんな人だってうっかりすることもあるし、メリンダさんはたまたま窓に腰掛けていて落ちちゃっただけだと思う…亡くなられたのは不幸だったけど。別に、本当に辛い洗濯や調理なんかはもっと下級の使用人がしてたし、水回りは水魔法が使える人がキレイにしてたから…労働環境もそこまでは悪くないかな、って感じ?」
「ああ言えばこう言うのクセ、まだ直せてないの?」
「えっ!?」
「王城での仕事が大変だっていう話は、メリンダちゃんだけじゃなく、あなたを労わっての発言だったの。どうして意図も汲まずに、そうやって他人の話を否定してばかりなの?」
「否定してばかりなのはお母さまの方じゃない!!私は、働いたのは初めてだったけど、この屋敷でも自分の部屋の清掃は自分でしていたから、それほど苦でもなかったし、お金だってちゃんと貰えたから文句は無いけど!?それに、退勤時間だってピッタリだし使用人控室ではお菓子とお茶もあって休憩も…」
「私は、そんな話はしてません!あのね、どうして人が死んだって話をしている時に仕事がどうだとかの話になるの?そっちじゃないでしょ言おうとしている事は!!メリンダちゃんが可哀想って話をしているの。わからない?」
「…」
クリスティーナは歯を食いしばった。
謎のタイミングで母はものすごく不機嫌になってしまうのだ。
今だって少しだけ意図と違う返答をしただけなのに、とんでもない勢いで否定されてしまった。
父親が会話の筋を元に戻す
「まあまあ。それより、王都に戻りたいっていうのは、ウチの家計を気遣ってなのか?なら心配ないよ」
「そ、それはおまけみたいなもので、やっぱり都会だと学べることも多いし…」
サラは母親が言いたいことを的確に先回りして口にする。
「ここだって数万人住んでる、立派な都会だけど?」
「き、規模が違うかなぁ…?」
「田舎だって言いたいの?」
「そうじゃないけど」
母親が肩を震わせて”ああ呆れた!”というため息をつく。
「王都には戻らせません」
「………なんで?」
「それより、いい話があるの。クリスタル・ミンク牧場を知っているでしょう?あそこの息子さんとの”お話”を、スカーレットが蹴っちゃって」
「えっ…!?」
クリスタル・ミンクは毛皮を取るための動物で、領地内にある農場は国内でも指折りの規模だ。
そこの息子はクリスティーナ好みのグッドルッキングガイで、面識もある。
「ええっ!?ほ、本当に…?」
「あなたさえよければ話を通してあげるけど、どう?」
「ど、どうって、それは…向こうが良ければ…」
今度は姉がイライラし出した。
サラはその様子をニヤつきながら見ている。
長男である兄はごちそうさま!と言ってさっさと自分の部屋に戻っていってしまった。
姉が腕を組む。
「ねえお父さま。口の堅い女子とお父さましかいなくなった事だし。今日こそ本当の”相手”を聞いてみない?」
「は?」
「”相手”は誰だったの?」
姉の質問にクリスティーナは疑問符で返す。
「ニブい子。だから、王城で好かれた”相手”」
「ああ…」
母親がおやめなさい、とたしなめる。
それでもスカーレットはやめずに、軽口をたたく。
「まさか、ブレンダン様だったりしない?」
「ハァッ!!!!!!!!」
「アーーーッハッハッハッハ!!」
全員が一斉に笑い出す。
母親は背中を反らせて大笑いだ。
「ないない、ああ、笑わせないでスカーレット!第一王子様と?クリスティーナが!?アッハッハッハ!」
父親が眉間にしわを寄せ、おいおいとボヤく。
サラも笑いすぎて涙をぬぐっている。
「流石にそれはねぇ?いとこさま方の…う~ん、誰でしょう?若い男性ばかりで、見当が付けられないけど…フフッ」
「ハァ。こんなに笑ったのは久々だわ………」
「………」
「………………」
部屋の空気が冷えていく。
クリスティーナは涙を流していたのだ。
「………嘘でしょ?」
「…!」
「ちょっと、クリスティーナ?」
彼女は無言で立ち上がり、自室へ戻っていった。
使用人に、部屋に軽食を持ってきてと頼む。




