みつどもえ
「先攻後攻はどう決める?」
「手札からカードを一枚提示して攻撃力の高い順で決めればいいだろう」
「もちろん、提示したカードは二度と手札に戻せないようにね」
「それがいいだろう」
眠気でぼんやりしている戦場の死装束。
ほぼノンストップだ。
さぁ、それぞれが提示したカードは!!!!!
高杉 格闘戦士アルティメーター 攻撃力700
川野 アイルの小剣士 攻撃力800
井出 キャッツ・フェアリー 攻撃力1100
井出、川野、高杉の順番。
ライフポイントは4000。
井出のターンから。
「俺のターン、ド」
いつもの癖でカードを引きそうになって苦笑いする井出。
「守備モンスターを伏せて、場にカードを伏せてターンエンド」
次は川野。
「俺のターン。カードと守備モンスターを伏せて、ターンエンド」
ネクスト高杉。
「モンスター伏せてターンエンド」
ライフポイントが削られる可能性があるので、全員1ターン目は守備で様子見。
このゲームの面白いところは15枚の手札がイマイチでも他2人が潰し合ってくれれば、勝てる可能性があるところである。
限られた手札で戦うため、ブラフもふんだんに使われるのが特徴。
現に今井出が伏せたのは不必要だと判断された魔法カードである。
井出のターン。
果たして井出は攻めるか・・・・
「死者への手向けを発動。手札のフレイム・ケルベロスを捨てて川野のモンスターを破壊する」
川野のスケルエンジェルは破壊された。
リバース効果モンスターだったが、裏のまま破壊されたので効果は使えない。
「そして死者蘇生で今捨てたフレイム・ケルベロスを蘇生させる」
さらに続ける。
「まだ俺のターンは終わってない。場の岩石の巨兵を生け贄にしてルード・カイザーを攻撃表示!」
ここで川野が割り込ませる。
「今だ!トラップ発動、落とし穴!!」
ルード・カイザーは破壊。
「ルード・カイザーを失ったのは痛いが、このまま攻撃させてもらう。ケルベロスでダイレクトアタックだ!」
川野 LP4000 → 1900
「俺のターンは終了」
井出の手札は7枚。だいぶ消費した。
次は川野のターン。
さっき川野じゃなくて高杉が標的だったなら、高杉は負けていた。
井出のあとに川野の攻撃も受けていたからのである。
井出は高杉より川野をここで落とそうと考えているのだろうか。
「地割れを発動。全フィールドで1番攻撃力が低いモンスターを破壊する」
今はケルベロスしか表になってない。よってケルベロスは地割れに飲み込まれ破壊。
「そして墓掘りグールを使う。井出のケルベロスとルード・カイザーをゲームから除外する」
除外されたカードはもうそのゲームでは使えない。
蘇生対策も万全の川野。
「ヂェミナイ・エルフを召喚して井出にダイレクトアタック!!」
井出LP4000 → 2100
「カードを2枚伏せて、ターンエンド」
次、高杉が井出を攻撃すれば終わる。
果たして高杉はどうする・・・・




