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ルール確認

移動中、高杉はおかっぱに尋ねた。

「どこまで行くんですか?」

「第二理科室で集合だ・・・もう何人か集まってる・・・そこで誰が本戦に行くのか決めるのさ・・・」

理科室の前まで到着するとおかっぱに入るように促された。

入ると16名のデュエリストがいた。

恐らく現時点での生き残り全員であろう。

この16名が残りの3枠をかけて戦い合うのか・・・

16人の生き残りの中に加藤もいた。

別ルートですでに入っていたのだろう。

「おぉ、加藤」

「高杉じゃないか!」

「加藤も来てたんだな」

「うん。俺も相手を探してたらある人に連れられてここまで」

しばらくすると15人の前に男が話しを始めた。

おそらくこの企画を始めた張本人であろう。

「この俺を含めて、ここには大会の生き残りのほぼ全員が集結している」

ここで語るのをやめて、15人を見回した男。

「ここいらで終わらせるとしようや」

ルールというほどじゃないが、戦い方法が語られた。

この16名で残り3名まで戦い合って、その3名が本戦進出申請をする。

残り3名になるまでに参加証が5枚揃っても関係ない。

3名になるまではこの部屋から退出は許されない。

5枚揃っても関係ない、といってもそれはここだけのルールであり

本戦には5枚の参加証が必要なので、奪い合わないといけない。

デュエルすればそれだけ負けるリスクが増える。

なので、いかに少ないデュエル数で5枚集めて3名以下にするかが求められる。

こうして、16名のサバイバルデュエルが始まったものの誰一人として動こうとはしなかった。

当然だろう。

相手の手の内もわからぬ状態で戦いに行くのは難しい。

負ければ終わりなのだから。

10分経過。

20分経過。

しかし、誰も動かない。

このまま、学校が閉門されるまで続くと、明日に持ち越しなのか・・・?

でもそれじゃあ、明日以降このゲームをやっても終わりはしない。

どうすれば・・・

「お前らァ!!このままじゃあ埒が明かんぞぉ!!!」

高杉の思考を中断させたのは、2年の井出誠一だった。

彼は続ける。

「他人にデッキを明かす事と負けるリスクが怖くて勝負に出られず、このまま何もしないのは時間の無駄だぞ!」

「じゃあ、どうしろっていうんだよ」

井出に意見したのは、同じく2年の白川稔。

「いいか、俺に考えがある。何も通常のデュエルで戦う事はないんだ。少しルールを変えればいい」

もう一度大会ルールを確認しよう。この大会は参加資格としてデッキ40枚が必要になる。

が、遊戯王で賭けあって奪い合う事がルールで明言されていない。

本選ではともかく、予選では参加証の増やし方は自由なのだ。

暴力禁止とも言われてないので、力づくでも奪い事も可能だ。

後々のトラブルを気にしなければ。

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