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42  絶対に叶えてみせる

 もしかしたらまた先生はリシャンかもしれないという予想。だったら、ここでいいじゃないの? 移動する意味は‥‥体力作り?

「もう‥‥む‥‥」

 無理‥‥と言いかけたけど、その言葉は途中で飲み込む。

「負ける‥‥もんかぁ!」

 ボイトレ教室(?)を飛び出して私はまた走り出す。

 そう言えばお腹が空いたけど‥‥そんな事は二の次。

 絶対に叶えてみせる!

 だからこんな事で弱音なんて吐くもんか。

「こんにちは!」

 指定された場所まで行くと、予想通りリシャンが部屋の中で待っていた。

 つるつるの床に、天井からのライトが眩しく反射している。

「お願い‥‥します!」

「‥‥へえ」

 リシャンは笑った。何だか初めて彼女の心からの笑顔を見た気がする。

 ジャージに着替えると、すぐに猛特訓。

「痛たたたた‥‥」

 限界以上に足を開いたり、

「腰が‥‥」

 限界以上に体をのけ反らせたり‥‥。

 体がミシミシ言ってる。明日は骨も筋肉も喉も大変な事になってると思う。

 お腹が鳴った。体は正直だ。

「ダイエットする必要もあるから、今は我慢」

「‥‥‥‥はい」

 正直、今のその言葉が一番キツい。

「さあ、音楽に合わせて体を伸ばす!」

「は‥‥い‥‥」

 私の返事とお腹の音が同時に鳴った。


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