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ソウルダッシュ  作者: 転醒 廻実
スタートダッシュ ト 遠くの親類より近くの他人
41/80

第41話 華麗なるカーチェイス(すぐ終わる)

 野郎!

 この時期になって敵襲かよふざけんじゃねぇ!!


(リトラ! 聞こえるか!)

『まぁた何か起こりましたぁ!?』

(敵だ! 車が五台にバイクが一台、バイクの男は多分狩猟者(プレデター)だ!)


 情報操作で敵の認識を共有して、作戦を説明する。何時ものやり方だ。


『では私が一代ずつ火山口にでも放り込みますので、――(ジジッ)んは――――(ジジッジッ)神鵺さん!? ――(ジジッ)さん!! ―――――――――』

『そうはさせねぇぞ?』

(……テメェ、同じ能力持ちか)


 俺と同じ能力を持つ狩猟者プレデターがいたとはな、盲点だった。


『お前の噂は聞いてるぞ。世界を幾つも滅ぼした天災級の天才狩猟者(プレデター)黒金剛石ブラックダイアモンドの神条 神鵺!』

(俺が天才だなんて言われるとは光栄だな。んで何だ、俺の魂でも奪いに来たのか?)

『冗談! 俺はお前の大事にしてるお仲間が酷い目に遭って絶望する姿を見たいだけだ』

(なるほど?)

『何だその余裕は、強がりか? なら見せてやるよ! お前ん家が今どうなってるかを!』


 脳裏に映し出されるのは、俺の邸でメイド達が囚われてる光景。まぁ、望む映像を見せる事は出来るの知ってるし、これが嘘の映像だって事はバレバレだな。第一優は俺の目の前にいるし。うちにはそんな断頭台みたいなのなんて無いし。おまけにうちには、仮にも熾天使の女と、ゴリ押しが売りの武術の達人と、どんな武器でも使いこなすアンデッドの女と、空間掌握ワールドマスターのネームド悪魔がいるんだからな。ああそうだ、足立姉妹も能力使えば十分強いな。アレでも強力な霊能力者だ、霊媒で無理矢理憑かせる事も出来るかもな。


 それで?


『強がってるようだな。これがこの先どうなるか教えてやろう。これから見せるのはただのイメージだが、刺激が強いぜ?』


 マジだ、刺激たっぷりのスプラッタ。


 優の腹が裂かれて、内臓グチャグチャの光景が目に映る。五回目の魂奪取ソウルダッシュの時やったなぁこれ。もう興奮しない。趣味じゃないし。やるならもっとエロくして。


 あ、今度は足立姉妹。どれどれ?


 ふむ、日和が首を切られて彩月が首を絞められてるか。おっ、良い。これ良い。もうちょっと! もうちょっと見せて! あぁダメそこで映像切っちゃ! あぁ! あぁああお前殺生な!!!!


「お前もうちょっと見せろよ!!!!!!!!!!!!!!」

『はぁ!!?』

「折角なら最後まで見せろよ良いところだったのにテメェ!!!!!!!」

『えっ、あぁう、え!? えぇ!?』


 もう良い窓開いて直接説教だバカヤロウ!!!!


「良いか!! スプラッタって言うのには種類と鮮度があるんだ!!! お前のそれは何なんだ!!! 幼稚な映像見せんな!!!!」

「何言ってんだお前!?」

「見せるならもちっとマシなスプラッタ見せろって言ってんだ!! 安易なグロに走るな三流!!! グロって言うのはヴェッ!?」

「マスター!!」

「神鵺君大丈夫!? 切れたりしない!?」


 テメェ情報操作で窓上げんじゃねぇ苦しいだろ!?


「何か知らんが今だ! 殺せぇ!!」


 チッ、周りの車はやはり雇われ兵士か。

 律儀に黒服来てんじゃねぇぞチクショウ。

 止めろ今バリアも張ってないんだから自動防御の反動が痛い痛い痛い火花熱い。


 仕方ねぇ、秘匿思念に切り替えだ。


(ジェイク! 防衛に回れ!)

『了解した。作戦目標は、防衛対象に傷をつける事無く振り切る事。作戦開始』


 ウルネラとアルバロを装備してフルオート掃射!

 事故を考慮して、先にタイヤから処理っと!


「死に晒せクソがぁ!!」


 運転席の奴ら含めて全員殺害! 殺害! 殺害!

 後処理はちゃんとするから今は殲滅優先だ!

 コッチは赤ん坊連れてんだチクショウ!!


 おい避けんな狩猟者プレデター

 無駄にカッコイイ動きで避けんなムカつく!!!

 キラキラすんなムカつく!!!!

 高笑いするなムカつく!!!!!!


「中々やるな、|狩猟者/銃闘士《プレデター/ガンスリンガー》の黒金剛石ブラックダイアモンド! だが俺には通用しねぇ、何故なら俺は狩猟者/騎乗士(プレデター/ライダー)だからな!!」

狩猟者プレデターって下位クラスみたいなのあるよな、何なんだろアレ」

「悠長にそんな事考えてんじゃねぇ!!!!!!!!」

「いや気になってさ」

「雰囲気!!!!!!!」

「HAHAHA」

「~~……ッ!!! そこの女共から殺すか!」

「あ、テメェ!?」


 不味い!?

 コイツの騎乗スキルじゃ、ジェイクの防衛も間に合わ……!


「!?」


 待て、何か別車線からトラック来てねぇか!?

 おいおいおい何考えてんだアイツ、まさか一般人が変な正義感でも振りかざして狩猟者プレデターを轢こうってのか止めろバカ!!? お前が死ぬぞ!?


「べぶっ!?」


 アレ、以外にも引っ掛かった。

 狩猟者プレデターの奴綺麗に吹っ飛んだな。

 あっ、窓の操作も解けた。


「止まれ優!」

「え!? あ、了解!」


 よっしゃ脱出、華麗に屋根へ着地したらバイクを失ったヤツに破裂デバフ込みのフルオート掃射!!

 イメージするのは、異星人をブチ殺すグロ漫画のハイテク銃!


「あぐっ!? ぁ、止め、ごめ、ごめんなさ! やだ! ぁ"あ”っ”!!」


 パァーン。

 綺麗な血花火だぁーい。

 グロってのはこう言う芸術的なものも指すんだぜ。

 残った骨とか血肉とか、猟奇的だろ?

 とりあえず、殺した奴らは残らず魂奪取ソウルダッシュっと。


『エネミー0、作戦目標クリアだ』

「ふぅ……ったく、疲れさせやがって」

「あ、あのぉー神鵺君? 何かトラックの運転手が降りてコッチに向かってるんだけど……」

「って言うか、走って来てます」

「えっ」


 ……え、まさか?

 トラックの運転手が、俺を助けた?

 この俺を助けるようなトラック運転手と言えば……。


「まさかッ!」 (キラキラ)

「神鵺……神鵺お前、お前何……何してんのお前……」


 ギリギリ俺に追い抜かれてない背丈!

 芝生頭!

 半世紀を生き抜いた貫禄!


「父ちゃぁあーん!!!!!」 (はぐっ)

「「父ちゃん!?」」

「ダァ、ディ?」


 父ちゃんだ!

 俺の父ちゃんだ!!

 俺の大好きな父ちゃんだぁー!!!

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