第19話 幸せ
魔法文明確立世界マギアを殺し、その魂を奪い取った俺は、悪魔の門で元の世界へと帰還した。
召喚されてからこの瞬間まで、俺と優は一瞬たりとも離れなかった。
この温もりには、長らく忘れていた家族を感じずにはいられなかった。
嗚呼……家族って、良いもんだな。
「……何時までくっ付いてるんです?」
「良いじゃん。あったけーし」
「ふふっ、甘えちゃって。本当に弟みたい」
「そりゃ弟だからな。兄ちゃんはもう頭撫でてくれないだろうが」
「「えっ」」
ん?
俺何か驚くような事言ったか?
「お兄さんいたんです!?」
「そ、そうだったんだ……そうだったんだ……」
そりゃ、言ってなかったからな。
「見えなぁ~い」
「天涯孤独とばっかり……」
ひどぅい。
「……でも、ほら。今は、私達がいるよ」
「むぎゅっ……」
「言ったよね。家族みたいなもの、って」
「……」
「甘えたくなったら、今みたいに甘えて良いから。ね?」
「……んっ……」
はぁぁ……暖かい。
「……」
この時俺は、此方を見詰める悪魔の視線に交る思惑に気付く事が出来なかった。
まだまだ災難は続くと言うわけだな。
―――――――データ―――――――
氏名:神条 神鵺 性別:男 年齢:18歳
職業:専門学生
クラス:狩猟者/銃闘士
契約者:悪魔
クリスタル:黒金剛石
レベル:26
【ステータス】
筋力:A 敏捷:A+ 生命力:B
感覚:C+2 器用:C+3 知力:B+3
精神:C+2 幸運:B 容姿:C+
【能力】
《思考世界:EX》
《放射:A+2》
《情報操作:A+》
神鵺だって人の子なんです。
優しい所もちゃんとあります。
(その他が色々アレだけど)
=== 次回予告 ===
どうもです、優だよ。
まさか神鵺君とエッチまでしちゃうなんて思って無かったけど、これまでに無く凄い体験だった……。
やっぱり、根は良い子なんだよね、神鵺君って。
でも、今度は悪魔さんが不穏な空気を纏い始めたね。
え、環奈ちゃんと神鵺君がバトル!?
しかも異世界に飛ばされて、互いに殺し合うって!?
ちょっと待って、何かとんでもない兵器まで次々出て来たんだけど!?
何この黒いロボ!? めっちゃ怖い!?
ひ、一つの真実に至る時、世界は交わり進化する! 進化って何!?
次回ソウルダッシュ! 〔ニ 煮え湯を飲まされる〕!
「んじゃちょっくら世界ブッ壊してくわ!!」
コラァー!!?!?




