表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 柚原 澄香


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
602/615

会いたさに負けて

展望台へ向かう坂道を歩きながら、

大和は何度も時計を見た。


(……まだ30分前か)


早すぎるのは分かっている。

でも、部屋にじっとしていられなかった。


(来てくれるんだよな)


その思いが胸の奥を温かくして、

足が自然と前へ出る。


展望台の入口が見えてきたとき、

ふと人影が目に入った。


(……え?)


白い息を吐きながら、

入口の横で立っている女性。


上着の襟をそっと押さえて、

寒さに肩をすくめている。


大和の胸が一瞬で熱くなる。


(……来てる)


思わず歩く速度がゆっくりになる。

驚きと、嬉しさと、

どう声をかければいいのか分からない緊張が同時に押し寄せる。


でも、

その背中を見た瞬間、

自然と口元が緩んだ。


(……早いの、俺だけじゃなかったんだな)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ