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期待する大和
葵のDMを見た瞬間、
大和は小さく息をついた。
(……そうだ。場所も時間も言ってなかった)
誘うことで頭がいっぱいで、
肝心な段取りを全部飛ばしていた。
少し照れながら、返信を打つ。
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ごめん、何も決めてなかった。
11時に、展望台の入口でどうかな。
見せたい景色があるんだ。
俺も気に入ってる場所で。
高台だから、少し寒いかもしれない。
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送信したあと、
胸の奥がじんわり熱くなる。
(……来てくれるよな)
もう“期待するな”なんて思わなかった。
北海道まで来てくれた。
誘って、返事をくれた。
明日、会う約束までしてくれた。
(……同じ気持ちなんだよな、きっと)
そう思った瞬間、
胸の奥が静かに高鳴った。




