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光に浮かぶ表情
大和は、その光景を見てしまった。
(……なんだよ、それ)
胸の奥が、静かに揺れる。
カクテル言葉の意味を知っている葵が、
その思いを乗せて飲んで笑う。
照明がその潤んだ目を拾って、
まるで宝石みたいに光らせる。
(……反則だろ、そんな顔)
視線を逸らすふりをして、
別のグラスを拭く。
でも、さっきの光景が
まぶたの裏に焼きついて離れない。
照明が、
葵を綺麗に見せすぎる。
(及川さん……すっかり大人の女性だな…)
(……すごく、綺麗だ)
胸の奥が、
また静かに熱くなる。




