表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 柚原 澄香


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
564/615

弾丸で来る灯り

新千歳を出た電車は、

雪の残る線路を静かに走る。


窓の外は白と灰色の世界。

でも葵の胸の中だけは、

ずっとざわざわしている。


スマホを握ったまま、

大和とのDM画面を開いては閉じる。


(言ってない……言ってないのに)


(……来ちゃった)


声にならない声が、

吐息みたいに漏れる。


電車が札幌を過ぎると、

少しずつ海が見えてくる。


その青さに、

胸がぎゅっとなる。


(どうしよう)


(でも……会いたかった)


衝動で飛んできたのに、

今さら怖くなる。


でも、

もう戻れない。


車内アナウンスが流れる。


「まもなく──小樽」


その瞬間、

葵の心臓が跳ねる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ