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20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 柚原 澄香


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昼の灯-OTARU-

昼休み、社内のチャットがまたざわつき始めた。


(あかり)の新しい広告、出たよ」

「え、昼は喫茶なの?」

「クリームソーダ可愛すぎるんだけど」


(……また出たんだ)


葵は静かにスマホを開いた。


淡いフィルム調の映像。

クリームソーダの泡が光を受けて揺れる。

プリンアラモードの艶。

二色のパンケーキがふわりと重なる。


テラス席に差し込む光が、

どこか懐かしい。


灯-OTARU-

昼は喫茶。

少しレトロで、少し新しい。


(……行ってみたい)


胸の奥が、また少しだけ動いた。

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