表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 柚原 澄香


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
501/615

あの日の大和

そのとき、

スタッフが注文票を渡してきた。


「グラスホッパー、ひとつ」


大和の手が、

ほんの一瞬だけ止まった。


(……グラスホッパー)


“幸せ”


その意味が、

静かに胸の奥に落ちていく。


(……及川さん、か)


忙しさの中でも、

あの横顔はすぐに浮かぶ。


夜、

オリンピックを置いたときの表情。


昼間、白いコックコートで見たときの驚いた目。


そして今日、

黒シャツの自分を遠くから見ていた気配。


(こんなやり取り、いいよな)


言葉じゃなくて、

一杯で気持ちを伝える。


それがこの店のコンセプトであり、

自分が一番好きなところでもある。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ