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画面に表示されたことば
表示された文字を見た瞬間、
息が止まった。
> 「待ち焦がれた再会」
> 「再び巡り会えた喜び」
> “長い時間を越えて届く想い”
視界が一気に滲む。
(……再会)
(待ち焦がれた……再会?)
胸の奥が熱くなって、
呼吸がうまくできない。
スマホを握る手が震える。
(……そんなの)
(そんな意味、だったの)
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18年前の記憶が、
一気に押し寄せる。
大和の横顔。
優しい声。
不器用な笑顔。
あの日の別れ。
言えなかった気持ち。
そして今日の、
あの静かな「オリンピックです」。
(……私が及川 葵だとわかってくれたんだ)
涙じゃない。
でも、
泣きそうなほど胸がいっぱいだった。
葵はその場で、
ベンチに座ったまま動けなくなった。
夜風が吹いても、
火照りは冷めなかった。




