表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 柚原 澄香


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

459/489

大和がくれた「いいね」

画面に表示された名前。


見た瞬間、

葵の呼吸が止まった。


> ……店長。


声にならない声が、

喉の奥で震える。


朝の空の写真。

ぽつんと浮かんだ丸い雲。


そこに触れたのは──


唯一の1件。

その1件が、大和。


胸の奥が、

一気に熱くなる。


手が震えて、

スマホを持つ指先が少し汗ばむ。


視界の端で、

職場の電話が鳴っているのが見えた。


でも、

耳に入らない。


頭の中は、

ただひとつの事実だけでいっぱいだった。


──店長が、私の投稿を見てくれた。


その事実だけで、

午前中に積み上げた集中力なんて

全部どこかへ消えてしまった。


画面を閉じても、

胸の奥の熱は消えない。


仕事に戻らなきゃいけないのに、

心だけが戻ってこない。


小さな奇跡が、

葵の世界を静かに変えていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ