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20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 柚原 澄香


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第六感

「うわっ、本物だ……!」

奥から大和が姿を見せた瞬間、山下のテンションが跳ね上がった。


さっきまで料理を連写し、

動画まで撮らせてきた山下は、

もう完全に“推し活モード”だ。


「俊介!写真撮ってもらおうよ!

せっかくだし、大和さんと一緒に!」


俊介は反射的に首を振る。


「いや、いいよ」


「何言ってんだよ!

人気の大和さんが“いる日”に来れたんだぞ?

奇跡だって!ほら、写れよー!」


山下の勢いに押され、

俊介は観念して立ち上がった。

胸の奥がざわつく。

表情は硬い。


店員が大和と山下、俊介にスマホを向ける。

山下は満面の笑みで、

二色のだし巻きとビールを誇らしげに掲げていた。


シャッター音が鳴る。


その瞬間、

俊介の胸の奥で、

何かが静かに軋んだ。


山下はすぐに投稿する。


#灯

#大和さん

#二色のだし巻き

#奇跡の予約

#最高の夜


スマホの画面が光るのを見ながら、

俊介はふと、理由の分からない不安に襲われた。


——葵にだけは、見られちゃいけない。

そんな変な勘だけが働いていた。


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