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20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 柚原 澄香


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コラボメニュー

山下が見せてきた画面には、

冬のコラボメニューの写真が並んでいた。


その中に、二色のだし巻きがあった。


俊介の胸が、一瞬だけ止まる。

「……これ、なんでこんなにバズってるんだ?」


葵が作ってくれた朝を思い出す。

あの時が初めてだった。

流行り物を作るタイプでもない。

誰かの真似をするタイプでもない。


なのに、どうしてあれを作ったんだろう。

どこで知ったんだろう。

そもそも、葵って流行に乗る人だったか?


分からない。

その“分からなさ”が、じわじわ胸に広がる。


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