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20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 柚原 澄香


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帰れなくなった夜

仕事が終わっても、足が家に向かない。

コンビニの駐車場で缶コーヒーを握ったまま、ただ時間だけが溶けていく。

本当は早く帰りたい。葵の顔を見たい。声を聞きたい。

俺は葵が好きだ。

それだけは、ずっと変わらない。


でも、帰れば夜のハグがある。

触れた瞬間に、また“あの冷たさ”に気づいてしまう。

葵の体温が、心まで届かないあの感覚。

好きだからこそ、あれが怖い。


「……なんでだよ。俺が言い出したのに」


ハンドルに額を押しつける。

帰りたいのに、帰れない。

好きなのに、触れるのが怖い。

そんな矛盾を抱えたまま、俺はエンジンをかけずに夜の中に取り残されていた。

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