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20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 柚原 澄香


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夜の会話

食後、2人はソファに並んで座った。

テレビの音は小さく、

部屋には静かな時間が流れている。


「ねえ、大和さん」


「ん?」


「もし……もし私が酷くなってたら、

もっと迷惑かけちゃうね」


「迷惑なんかじゃない」


大和は即答した。


「俺たちは夫婦だろ。

良いときも悪いときも、一緒にいるって決めたんだ」


美咲は、そっと大和の肩に頭を預けた。


「……ありがとう。

大和さんが夫でよかった」


大和はその頭を優しく撫でた。


その手つきには、

深い愛情と、言葉にできない不安が滲んでいた。

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