表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20年間忘れられなかった人と、もう一度恋をする  作者: 柚原 澄香


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

21/476

葵の気持ち

その頃、葵は店を辞める準備をしていた。

大和の妻が病気だと知ってから、

胸の奥の恋は、静かに、しかし確実に封じられていった。


(店長には、守るべき人がいる)


(私は……その人の幸せを壊すようなことは絶対にしない)


辞表にペンを走らせるたび、

葵の視界が滲んだ。

文字が歪んでも、涙は拭かなかった。

拭いたら、決意が揺らぎそうで怖かった。


大和の家庭の灯りは、

葵の知らない場所で静かに揺れていた。


その灯りは、

葵の恋が決して届かない場所にあることを

はっきりと示していた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ