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【1万PV感謝】双極の花紋〜転生しても、君を必ず護ってみせるから〜  作者: 赤嶺 利空
古章

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「会話」

すみません。今回から五章開始だとお伝えしてたのですが、別話挟みました。

「すみません。現状元の世界に帰す手立てはありません。ですが、この国を救って頂いた暁には……必ず元の世界に戻す手立てを見つけます……ですから……どうか、どうか……」


「え? 何? 自分を攫った犯罪者の願いを聞いて

命までかけろって?? それも殺人にも加担しろ?? しかも、元の世界に帰ることは出来ない??」



「自分が何を言ってるのか、分かってる??」



「調子の良いことを申しているのは……存じております……ですが、このままでは世界が……」


「先に元に戻れるようにして? 交渉なのに、こっちのメリットを先に提示も出来ずに何を言ってるの? 話はそれからでしょ?」


「申し訳ありませんが……その時間がありません。ですので……必ず、必ず約束しますから! どうか世界をお救い下さい」


「すっごい図々しい。こっちは既に危害を被っているんだよ? もう二度と家族にも友達にも会えない。それなら、お前も二度と会えないようにくらいならないと割に合わないでしょ?」


「……私にも……どこかに転移をしろと……仰るんですか……??」


「何? 人には強制的に行使したくせに、自分は出来ない? 自分の意思で行くなら、心の準備が出来てるだけ、まだマシでしょ?」


「なっ、なんて無礼な! 黙って聞いていれば、所詮は異世界の下等な種族! こんな者たちの助力など必要ない! 傲慢な己を悔いて死ぬが良いッ!!」


「い、いけません! せっかく召喚に成功したのです! 彼等に、彼等に頼るしか……この世界を救う方法は無いのです! ……うっ、うぅ……私はどうなっても構いません、どうか、どうか、この世界を救ってください」


「……泣き落としとか」


「まぁ、確かにこの人も世界を救う為に、したくもない犯罪まがいな行為に手を染めて、心を痛めていた所に自分自身にも異世界に転移しろと言われたら絶望しかないしね。ただ力があったからこの人がしなきゃいけなかっただけ、か」


「そうだ! この方は……この方がどれ程心を痛めてお前たちを召喚したのか! それをお前たちは!」


「良いのです! これも世界を救う為……。その手立てになる力があるにも関らず手をこまねき、民達が苦しみ続けるなど、私には出来なかったというだけです」


「へー。つまり、世界を救う力があるのに救わないなんてお前も寝覚めが悪いだろう? って言いたいのね。残念ながら、知りもしない他人がどうなろうとあたしの心は一つも罪悪感なんて持たないけど?」


「なっ、なんて非道な! もう良いでしょう! こんな奴を召喚しても意味は無かったのです! 召喚は失敗です! この者たちでは世界は救われない!」


「勝手に召喚した犯罪者共が! 被害者面してんじゃねーよ! 先にお前が死ぬか?」


「ふう。まぁ、落ち着いて。アイもさ、この人がしたくてした訳じゃないって思ったから、世界を救ってあげる事はしてあげても良いから、ちゃんと元に戻れる事を証明してって譲歩してあげたんでしょ? まぁ、現状この人を異世界に転移させたら、帰れる手立てが無くなるしね。あなた達も少しは下手に出られないものですか? 世界を救う事を他人に委ねないといけない程に、力が無いのでしょう? こちらに牙を向けて無駄に命を散らせるのが本望ですか? せめてその有志で、命をかけて敵の一人でも殲滅してみては?」

お読みいただきありがとうございます!

面白いと思ったら、ブックマークやお気に入り登録をしていただけると嬉しいです。

評価★も励みになります!続きもぜひ読んでくださいね。

この物語は日・水・金の19時台に更新します。

次回もお読み頂けると嬉しいです!

次回からは、五章開始しますね!

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