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転生者は異常な程に成長しました。 〜自重?そこら辺に投げ捨てたわ〜  作者: 冬桜 ライト
◇第二章 戦闘訓練ですか?
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第8話 セット装備です。



 さてまずはどう動こうか・・・。


 そう思考しながら、父さん達の方をちらりと見てみる。……すると、なにやら期待の眼差しを向けられていたことに気づく。


 ……んーよしっ。ならここはその期待に応えて、いっちょド派手にやってみようかな?


 ──俺はそう決めて、まず手始めに空を飛んでるやつをどうにかしようとする。


「〝暴風空域(アンチフライング)〟」

「キュ、キュゥ!?」

「キュレェッ?!」


 俺がそう唱えると、俺がイメージした通りに鳥魔物たちが次々に落ちていく。・・・鳥魔物達はいきなり飛べなくなったせいか、結構な数が頭から落ちて首の骨を折ったみたいだ。


 とりあえず飛んでるやつを全員降り落としたところで、次は地面と水平に波状の魔法を放つ……それと派手さも追加するため、他の魔法も融合してみる。


「〝煉焼波状(インフェルノウェーブ)〟〝破壊竜巻(ブレイクストーム)〟〝雷電衝撃(ライジングショック)〟。融合〝壊滅地獄(ヘルブレイカー)〟っと」


 そして俺がそう唱えるや否や、地面に赤い灼熱の絨毯が広がり、その赤い絨毯の数ヶ所から、竜巻のように真っ赤な炎が昇りあがる。

 天井付近まで天高く昇った真紅の竜巻は、黄金の雷を纏いながら付近のモンスター達を燃やし、痺れさせ、切り刻んでいく。


「オロッ!? ルォゥゥ……」

「グルルゥァ! ガルァッ…」

「ブモォ……」


 モンスター達はそれに抵抗する間もなく呆気なく竜巻に飲み込まれ、叫び声を轟かせながら倒されていく。


 ──ふむ。即席で作った魔法だけど、思った以上に上手くできて良かった。

 あとやっぱり炎と雷の合わせ技は良いな。殲滅の威力もさることながら、見た目の煌びやかさや豪華さもかなりのものだし。

 ……でもちょっと青とか緑の寒色系が足りない感じがするかな?


 まぁとりあえずこれで大半のモンスターは倒せたっぽいし、あとは『氷結魔法』とかで個別に倒してけば見栄えは良くなるはずだ。


「〝氷結大槍(アイスランス)〟〝凍冷氷斬(コールドスラッシュ)〟」

「グギャァ!?!!?」

「グルガァッ!?」


 〝氷結大槍(アイスランス)〟は『氷結魔法』で覚えた正規の魔法だが、〝凍冷氷斬(コールドスラッシュ)〟は父さんの〝烈火炎剣(フレイムソード)〟を模して作った俺オリジナルの剣技だ。

 効果や威力は見ての通り、そこら辺のゴブリンとかウルフくらいなら、一撃で仕留められるほどのもの。


 ──まぁ威力は高くても結局は氷だから、付近の炎の熱で少し溶けちゃっている。……でもこれはこれで味があって良いと思う。



◇◆◇◆◇



 んで無心でその殲滅作業を続けること、はや数十分。モンスター達を大体狩り終え、残りあと数十匹といったところで突然モンスター達が端の方に寄り始めた。


 俺はそのモンスター達の奇妙な行動を攻撃の手を休めることなく、ジーッと眺める。

(アニメとかだと普通は手を止める所だろうけど、俺は普通じゃないため止めずに戦う)


 そして10秒ちょいが経ち、モンスター達の後方部分が見えるようになる。俺は釣られるようにそこに視線を向けると──何やら4体の影が佇んでいたのが見えた。


 ……よく見るとその4体は、他のモンスター達とは一味違った雰囲気を纏う、ゴブリン、ウルフ、バード、ボアであることがわかった。


「──グギ、グギャッギャ!」

「──キュエッ!キュキュェー!」

「──ガッガルゥッ」

「──ブルォォンッブルルォ!」


 4匹は怒鳴るように口々に何か言うと、即座に各々の武器を構え、咆哮のような叫びをあげながらこちらに迫ってきた。

(・・・多分『なんで止まらずに攻撃を続けてんだよ!!』的なこと言ってるんじゃない)


 んで父さんがその迫ってきた4匹のモンスターを見て、驚いたように声をあげる。


「おぉジーク! そいつらがさっき言っていた亜種モンスターだ! まさか全種類の亜種モンスターが現れるとは! ジークはそういうレアモンスターとの遭遇率も高いのかもな?!」


 ──あ、ちなみに俺は戦闘中だったため、俺が今いる位置は父さんたちのいる位置から少し離れている。そのため、父さんは大きな声でそう伝えてきた。


「え、そうなのー?! ならついでにこいつらについてなにか知ってる情報教えてー!」

「あぁ! まずウルフだがっ、そいつはソニックウルフと言ってとてつもなく足が速いぞ! 戦闘方法はその速度を活かして相手の懐に潜り込み、爪や牙で攻撃してくる!」


「──グガゥッ!!」


 そして父さんの説明通り、ソニックウルフは超高速で俺の懐まで潜りこんできて、さらにその鋭利な爪と牙を使い、文字通り音速並の勢いで喉元を攻撃しようとしてくる。


「ふんっ! おりゃっ!」ガシッ! ボキッ!

「グッ!? ガァッ!?」


 まぁそれでも俺が追いつけるくらいの速度だったため、難なく受け止めてその牙と爪を折る。

 それでもまだ攻撃の余裕があったので、ついでに腹にも一発ぶちかましてみる。


「せい!」ドゴォッ!

「グバッハァッ!! ………」


 ……すると、十メートルほど吹っ飛んで、ダンジョンの地面へと突き刺さった。

 ……そして、すぐ様ソニックウルフが光に包まれて、消えゆくのか目に入る。……うん、どうやら倒せちゃったようだ。


「な、今の速さに追いつけたのかっ!? 流石だ! では次にボアだがっ、そいつはミスリルボアといい、とてつもなく硬い! その巨体と硬さからくる突進は、普通の岩なら木っ端微塵に粉砕する程のものだ!」


「──ブモォ! モォー!!」


 そして先程と同じく、父さんの説明の直後にミスリルボアが突進してくる。……たしかにあの大きさで岩以上の強度を持っているなら、ある程度のものなら粉々にしてしまうだろう。


「甘いっ! はぁっ!」ガシィ!

「ブ、ブモァッ!?」


 が、やはりそんな突進攻撃なんかが俺に効くわけもなく、こちらも難なく受け止めてしまう。……あと『衝撃無効』のおかげか衝撃も全然感じなかったので、ついでにこのまま投げ飛ばすことにする。


「えいりゃっ!」ポイッ

「ブ、モ?」


 とりあえず上空へと投げ飛ばしてみて、そのままミスリルボアの心臓部目掛けて、某格闘ゲーム風に拳を突き上げてみる。


「ハッ!」シュンっ!

「ブル!? ルォォォォ……」


 そして俺の拳から衝撃波が発せられ、ミスリルボアをいとも簡単に貫通して、ミスリルボアがビクンッと痙攣すると、そのまま地面目掛けて落っこちた。

 ……落ちた瞬間、グチャリと何かが潰れるような音がして、ミスリルボアも光になって消えていく。


 よしっ。ミスリルボアも討伐完了だ。


「おぉっ! やはり倒せたか! では次だなっ! 次はマグネットバードという鳥の魔物だ!

 そいつの戦法は金属を纏って鎧とし、剣などの武器を引き寄せて相手の戦力を奪うことだぞ!」


「──キュエエッ! ……キュウ?」


 そしてこいつもいつも通り、父さんの説明後に攻撃を仕掛けてくる──つもりだったみたいだが、そもそもの話俺は金属武器を装備してないので、意味がなかった。


「〝灼熱弾丸(ボルケーノ・バレット)〟」


 んで俺は俺で、一切の容赦もなくマグネットバードに灼熱の弾丸を放つ。……マグネットバードは断末魔を発する間もなく、瞬殺される。

 まぁ装備してるのがただの金属なら、そりゃ溶かせばいいだけの話だしな。


「はっはっはっ! そういえばジークにあげた〝妖霊樹の剣〟は木製だったな! 私がプレゼントしたのにすっかり忘れていたぞ!


 ──よしっそれでは最後の相手だな! 最後のやつはゴブリンマジックナイトと言って、剣と魔法両方を使って攻撃してくる厄介な魔物だぞ!

 ──だがその特性上、器用貧乏にもなりやすい! 剣はともかく、魔法は専門に比べてかなり劣るっ! 正直、一定レベル以上の者にとっては他の専門職ゴブリンよりも弱いぞ!」


「うん、もう既に倒し終わった!」


 ──そして、もはや戦闘描写もないくらいにあっさりとゴブリンマジックナイトを倒し終えて、父さんに事後報告をする。


「はっはっはっ! 本当にジークは凄まじいなっ! あの数の亜種モンスターを相手に苦戦するどころか、まさか圧勝するとは!

 やはり、ジークならば武術や魔法の頂点や神髄にも到達できるかもしれないな?!」


 んー頂点や神髄ってのが何かは分からないけど、スキルランクⅩのことを指してんなら既に何個か到達してんなっ。

 しかも魔法に至っては何個かどころか全部達成してるし。……でもそれは言うべきじゃないよな。適当に話をはぐらかすかっ。


「うーん……神髄ってのが何かはわからないけど、さすがに無理じゃないかな?! あと今はそれよりも残党共をどうにかしてくる方が先かな!」

「むっ、そうだったな! ……では気をつけてやってくるんだぞ!」

「はーいっ! ・・・まぁ俺が気をつける必要があるかって話なんだけどねっ?」

「はっはっはっ! たしかにそうだな!」

「いや、普通そこ肯定するっ?!」


 まぁその通りけどさっ。


 ──さて、それじゃあさっさとモンスターの残党狩りを開始しますかっと。



◇◆◇◆◇



〜十数分〜


「──これで最後ッ!〝衝撃波(インパクト)〟!」

「グッギャァ……」


 そしてアレから10分と少し。最後に残っていたゴブリンを倒して、俺はやっとのこと一息つく。

 ・・・ちなみに戦いながらモンスターの数を数えてた感じ、倒したモンスターは軽く二千くらいはいってそうだった。


「ふぅ……やっと倒し終わったーっ!」

『お疲れ様、ジーク』

「っとわっつ!? ……って、あぁセレネか。いつの間に肩に乗ってきたんだ? 全然気がつかなかった──」


 ──って、うん? ちょっと待てよ? ・・・俺、戦闘開始前にセレネを肩から下ろしてたっけ? ……あれ? もしかして


『ううん。ずっと、乗ってた。……ジークの動き、間近で見れて……大満足っ♪』


 あ、やっぱり乗せたままだった! ……でも第一声が忘れてたことに対しての叱咤とかじゃなくて、楽しかったって感想っていう。


「お、おぉそうか。それなら良かったが……大丈夫だったのか? 結構動き回ってたし、酔ったりとかしてねぇの?」

『うん、平気。……そもそも、精霊は……そういうので、酔ったりしない』


 え、そうなんだ・・・あーでもまぁ言われてみりゃそりゃそうか? セレネ達は人の形をとっているけど一応は精霊なんだし、人間とはそういう体の構造とかが違うんだろうな。


 俺はとりあえずセレネと一言二言言葉を交わして、父さん達の方へ移動する。


「父さんー母さんー。倒し終わったよーっ」

「ええ、ジークちゃんお疲れさまっ」

「うむ! あの数のモンスターを倒したんだ。疲れただろう? 飲み物はいるか?」

「あ、うん。ありがとっ。貰っとこうかな」


 父さんから水筒を受け取り、中身をゴクゴクと飲んでいると、セレネとマリナがなにやら俺の肩で会話し始めた。


『ふわ~セレネちゃん羨ましいのです~。 ワタシもジークくんの肩に座って~ジークくんの戦いを見てみたかったのです~』

『んっ、それなら今……交代、しとく?』

『いいえ~セレネちゃんはそのままでいいのです~。ワタシは反対の肩に座るのです~』

『ん、そう。わかった』

『……えへへぇ~♪ ここならセレネちゃんとも~お話ができるのです~♪』


 そしてそんな平和なやり取りをして、マリナがセレネの座ってる肩(右肩)と反対の肩(左肩)に座る。……こいつら、本当に人の肩に座るの好きだなー。何がそんなにいいんだろ?

 まぁ好いてくれてるみたいだから、嬉しいっちゃ嬉しいから別にいいけどさ。



◇◆◇◆◇



「──さて、と。……って、あー。そういや倒し終わったのはいいけど、まだ面倒くさい作業が一つ残ってるんだよなぁ……」


 一応おさらいしておくが、ここはダンジョンの中で、ダンジョンに出るモンスター達は普通の残り方をしない。ドロップアイテムとして残る。

 そしてこれはもちろん、モンスターハウスで出た魔物も例外じゃない……つまり何が言いたいかと言うと・・・今俺らの周りには、数えるのも馬鹿らしいほどのアイテムが散らばっているのだった──



 ──はぁ拾うの面倒くせぇなぁ。どうにか簡単に集めることは出来ないものか……でもさすがにそんなスキルも魔法もないからなぁ。

 うん? ・・・あぁそうだっ。ないなら作ればいいのかっ! そうと決まれば!


「んーと。〝空間収納(ボックス)〟〝窃盗(スティール)〟『強奪術』。融合〝強欲之箱(ドロップボックス)〟っと」


 とりあえず周囲のアイテムを拾うってのを意識しながら『時空魔法(空間収納)』と『魔素魔法(窃盗)』と『強奪術』のスキルを融合させてみた。

 ・・・これまたどっかから怒られそうな名前だが、気にしてはダメだ。


 それで効果の程だが……やはり俺の想像した通り、周囲のアイテムを黒い渦が飲み込んで〝強欲之箱(ドロップボックス)〟へ収納し始めた。

 ・・・よっし、上手くいってよかった。



「──あら? これはジークちゃんの魔法かしら?

 ……うーん。見た感じだと、周囲のアイテムを自動的に認識して回収する魔法かしら? ……使う場面は結構限られそうだけど、これはなかなかに便利そうな魔法ねぇ。

 ・・・うん? でもこれって空間魔法の効果よね? ……ジークちゃんは空間魔法も使えるの? だけど私たちの中で空間魔法を使える人はいないし・・・一体どこで?」


 おぉっと。さすがは母さんだっ。ちょっと魔法を見ただけで、どんなものかを当てるとは……。あと『空間魔法』の使用についてはもう既に言い訳を思いついているから問題ない。


「あ、うん。母さんに貰ったアイテムバッグの構造調べてたら、使い方がわかったんだ」


 そう、見てわかった(道具Ver)だ!

 ……うん、もはやここまで来ると、最終的にどんな魔法かを聞いただけで理解してることになりそうだな!


 とりあえず今のセリフを聞いた母さんたちの反応はと言うと……。


「あらあら・・・ジークちゃんとうとうアイテムに描かれている術式を見るだけで使い方が分かるようになったのね?

 うーん本当に凄いわねぇ……逆にジークちゃんができないことなんてあるのかしら?」


「ふぅむ……。見たり調べたりするだけでわかる、か。・・・よし、今度ジークに剣以外の武器も見せてみるか」


 母さんは素直に関心を(あとちょっとした疑問を)。父さんはなぜか今以上に武器術系を覚えさせて、さらに強くさせようとした。

 ……まぁ父さんの案については俺も賛成かな。父さんの持ってる『棒術』と『槍術』のスキル、俺まだ持ってないから欲しいし。



「──っと、それよりも。ドロップアイテムを全部集め終わったみたいだし、ちょっと早いけど話を戻そうかな」


 俺はとりあえずそうワンクッション入れて、話しを切り替える。


「一先ず、ざっと数えただけでもアイテムの総数は軽く5千を超えてるみたいだよ。少なくとも1匹辺り2個以上はドロップしてたって計算になるね。

 そんで、出たアイテムは基本的に目玉とか枝とか、そういうノーマルドロップ系かな? ……あとは武器系もかなりあるけど、さすがに全部を出して見せるのは俺的にかなり面倒だから、レアっぽいやつだけ取り出すことにするね」


 ……つっても、そんな名前でわかるくらいにレアっぽいやつ、ないんだよねぇ。

 前回説明した『ミドルエリクサー』と『世界樹の雫』も50個くらいしかドロップしてなかったし……。



 ・・・って、うん? ……あれ? 今気づいたけどなんかドロップした装備系の中に、4つだけ他とは違う名前のやつがあるっぽい……?

 ・・・もしかしてこれがレアドロップなんじゃない? しかも他とは違う、つまり同名の装備がないところを見るに、一点物のかなりレアなやつっぽくない?!


 んー……装備は違うって初めに言われてたけど、他にレアそうなのは無さそうだし、もう一か八かだっ! 取り出して確認してみるか!


 ──俺はとりあえず、その4つのレアっぽいアイテムを取り出してみることにした。

 すると、俺が取り出した装備を見て、いち早く父さんが反応する。


「ほほぅ? それが今回のレアドロップか?

 ……ふむ。見たところ赤と青の装飾が施された剣に、雷を纏っている鉤爪。薄く緑がかった白い靴と、透明感のある青白い革鎧か。

 ・・・うむ。中々に良い装備のようだな」


 あ、この反応的にやっぱりレアドロップであってたみたいだな……うん、よかった。


 あと今更だけどアイテムの種類は今父さんが言った通り、剣と爪と靴と鎧だ。色の方も父さんの言った通りの色合いだ。


 ちなみに〝強欲之箱(ドロップボックス)〟に入れてた際にアイテム名がわかったんだがこの装備達の名称は、剣が〝氷炎帝の()剣〟で、爪が〝電磁()の鉤爪〟。靴は〝疾風の()王靴〟で、鎧は〝聖銀()の革鎧〟というらしい。


 ・・・うん、これだけでなんの魔物のドロップか大体わかったな。……多分これ、あの亜種モンスターたちのドロップだわ。

 まぁでも、そう考えると一点物ってのも納得だな。だって俺、あの亜種モンスター達は一体ずつしか倒してなかったし。



 とりあえずこの装備達の性能を調べてみた感じ、かなり高性能っぽいから、正直これからの俺の常用装備にしようと思っている。

 なお調べた効果は以下の通りだ。


───────────────────

◆アイテム情報

◇アイテム名

 氷炎帝の鬼剣

◇効果

〈瞬間冷却Ⅲ〉〈瞬間加熱Ⅲ〉〈自動調整Ⅴ〉〈水魔消費削減Ⅴ〉〈火属性付与〉〈世界樹の祝福〉

◇説明

 火属性と水属性の力が宿っている。氷結魔法が低燃費で使え、剣での攻撃時に火属性が付与される。剣身を瞬間的に冷却したり、加熱することができる。

───────────────────

◆アイテム情報

◇アイテム名

 電磁鳥の鉤爪

◇効果

〈電力制御Ⅲ〉〈磁力制御Ⅲ〉〈自動調整Ⅴ〉〈雷属性強化Ⅴ〉〈雷属性付与〉〈世界樹の祝福〉

◇説明

 雷属性の力が宿っている。爪での攻撃時に雷属性が付与され、雷属性の攻撃威力が大幅に増加する。電力と磁力を制御できる。

───────────────────

◆アイテム情報

◇アイテム名

 疾風の狼王靴

◇効果

〈疲労耐性Ⅲ〉〈持久強化Ⅲ〉〈自動調整Ⅴ〉〈速度強化Ⅴ〉〈風属性付与〉〈世界樹の祝福〉

◇説明

 風属性の力が宿っている。蹴りでの攻撃時に風属性が付与され、走る際の速さが大幅に強化される。持続的に走ることが出来る。

───────────────────

◆アイテム情報

◇アイテム名

 聖銀猪の革鎧

◇効果

〈物理耐性Ⅲ〉〈魔法耐性Ⅲ〉〈自動調整Ⅴ〉〈耐久強化Ⅴ〉〈土属性吸収〉〈世界樹の祝福〉

◇説明

 土属性の力が宿っている。物理攻撃と魔法攻撃を大きくカットし、土属性のダメージを吸収する。かなりの耐久性や強度を持っている。

───────────────────


 うん。想像通り、とんでもないバケモノ装備だった。


 ・・・あとどうでもいいかもしれんが、全ての装備についてる〈世界樹の祝福〉って効果は、いわゆるセット装備の目印的なものらしいぞ。


 あ、セット装備ってのはアレだ。わかりやすく言うと、騎士の剣と騎士の盾、魔導師の杖と魔導師のローブって感じに、なんとなくセットになってる装備のことだ。

 んでこのセット装備の特徴は、セットになってる装備をつける度に、個々のアイテムの性能が上がったりする感じのやつだ。剣なら威力上昇とか、鎧なら防御上昇とかな。


 でもってこの『世界樹の祝福』には、個々の性能アップ以外にも、素の身体能力上昇とか、動体視力上昇とかも付属しているようだ。



 とりあえずそんな感じで、マジで見た目も性能もいいから、さっきも言った通り俺の常用装備にするつもりなんだけど……一応父さん達にも装備の効果を話して、つける旨を伝えてみる。

 すると……


「──ふむ。かなり高性能のようだし、中々いいんじゃないか? それにそろそろジークに防具系も着けさせようと思っていたところだし、丁度良い頃合だろう」


「ええっそうねっ。私もジークちゃんの安全性が上がるなら賛成だわ♪

 ・・・それより、ジークちゃんは鎧の付け方とかはわかるのかしら? たしか、そういう着付けは見せたことがなかったと思うのだけれど……?」


 と、なんでか思ったよりあっさりと受け止めていて、全く驚いてなかった。……母さんに至っては手をワキワキさせて、すぐにでも着させようとしてくるくらいだ。


 ──ふぅむ。父さん達のこの反応を見る感じ、いつも通りの流れだと、これと同等か、これ以上の装備を知ってるパターンだな?

 ・・・すぐに思いつくのは父さんたちの装備だけど……アレ、俺が生まれてからずーっと使ってるはずなのに、未だ傷一つ無いし……。


 ま、今気にしててもしゃあないし、とりあえず母さんの着せ替えになるフリして鎧の付け方を理解することにしようか──


次回5日後

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