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転生者は異常な程に成長しました。 〜自重?そこら辺に投げ捨てたわ〜  作者: 冬桜 ライト
◇第一章 異世界転生ですか?
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第17話 ランクアップ祭りです。



 ──ジークが『並列思考』の追加枠で育てるスキルを考えていると、ランクアップのアナウンスが流れる。



>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《同時進行》《魔力制御》《霊力制御》《聖気制御》《気術》《精霊視》《夜目》《観察》《遠見》《遠聴》《嗅分け》《気配察知》《魔力察知》《霊力察知》《気配遮断》《隠蔽》《迷彩》《超隠密》《詐術》《思考強化》《計算》《妄想》《集中》《瞑想》《信仰》のランクが上昇しました。


>スキル《観察》《思考強化》のランクが上限に達しました。

>進化条件を達成。スキル《観察Ⅹ》が《慧眼Ⅰ》に進化しました。

>進化条件を達成。スキル《思考強化Ⅹ》が《高速思考Ⅰ》に進化しました。


 と、おぉっ。スキルが2つも進化したっ!



 ……まぁ、したのはいいけど、やっぱり追加枠で育てるのが思いつかねぇ……。

 ・・・あ、今育ててるスキルをさらに育てるってことは出来ねぇのか? 例えば、『信仰』『計算』『妄想』なんかは他の思考と同時にやったり出来そうじゃね?


 ……お、やっぱり出来た。よし、これでスキルをさらに早く育てられそうだな。


 っと、そうだ。なら隠密系スキルも、二人の周囲の空間にかけるんじゃなくて、個人個人で……いや、なんなら腕や頭って感じに部位ごとにかけても効率上がるんじゃ? ……よし、やっぱり思った通りだ。出来た。


 あとは──


ガチャリッ。


「ジークちゃーん♪ 起きてるかなー?」


 っと、母さんが戻ってきたし、他のことはまた後でやるか。・・・っとそうだ。


『二人共。これから俺は赤子の振りをする。一応、二人には隠密系をかけているが、もしもの事がある。あまり相手が勘づくようなことはしないように、大人しくしてな』

『わかったのです~!』

『ん。了解』


「ああうー」

「うーん、やっぱりジークちゃんは可愛いわねぇ♪ ほら、マンマですよー♪」


 ・・・ってなんか、母さん。いつも以上にテンション高くない? しかもなんか顔がテカってるし。……あぁ、昨日のバトルん時、父さんと母さんが二人の世界に入っちゃってたしな。多分、そういうことか。

 近いうちに二人目──いや、四人目も出来るんじゃねぇか? ・・・さすがに早すぎるか。多分、数年は空くだろう……空くよね?


 ……まぁ、とりあえず。(母乳)食お(飲も)うか。



◇◆◇◆◇


~数分後~



 ふぅ。いつも通り美味しゅうございました。


 あ、今回上がったスキルもいつもと同じく『食事』『味見』『思考放棄』の3つだ。


「ジークちゃんは本当に大人しいわねぇ。

 ・・・あ、そうだわ。ちょっと早いかもしれないけれど、今日はジークちゃんにご本を読んであげましょうかねー」


 っと、なんかいつもと違う展開だな……本、か。『言語把握』とかが上がりそうだな。あと『読書』スキルとかもゲットできそうだ。

 ・・・そういえば今思い出したけど、前世の身体の時に所持してたスキルで『読書』があったっけ。……なんか、前世がもう数ヶ月前みたいに感じるなぁ。……3日前なのに。

 まぁ感傷に浸るのはいいとして、話を戻そうか。




 母さんが机に置いてあった一冊の本を手に持ち、本を開いて文字らしきものをなぞりながら、読み進める。

 ……余談だが、言語把握のおかげで一応文字自体は読める。……でもやはり日本語とは文字の形とかが違うから、読めはするけど書くのはちょっと難しそうである。


「──むかーし、むかし。この世界は闇に包まれ、魔王リヴノミードという者と、その配下である魔族達が悪さをしていました。

 人々は為す術もなく、そんな悪い魔王や魔族に従うしかありませんでした──」


 そして、母さんが話し出したのはよくある勇者によって魔王が倒される感じの物語だった。……ちなみにフィクションじゃなくて実際にあった出来事らしい。


 簡単に話をまとめると、以下の通りだ──


───────────────────

魔王が悪さをしているがどうしようもねぇッ!!

そこへ魔王を倒そうとする、三聖者が登場ッ!!

その三聖者の名前はッ!?

〝勇者〟ムラカミ・ソータッ!

〝賢者〟イチノセ・ミノリッ!

〝聖女〟タカナシ・コハルッ!

様々な場所で伝説を残し、めでたく魔王討伐ッ!!

勇者は賢者と聖女と姫と結婚ッ!

そして、世界に平和が訪れたッ!

めでたしめでたしッ!!

───────────────────


 って感じのHAPPY ENDだ……うん、絶対どっかの国が異世界から勇者召喚しただろ……さり気なく姫も勇者と結婚してるし。

 ・・・多分、イデムも悪ノリして色々やったんだろうなぁ。



>スキル《読書Ⅰ》を獲得しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《言語把握》のランクが上昇しました。


 っとやっぱり思った通りのスキルをゲット&アップした。


「ジークちゃん、どうだったかなー? 面白かったかなー?」

「あーうっ!」

「あらあら、良かったわねぇ♪」



>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《魅了》《顔芸》のランクが上昇しました。


「次は……そうねぇ。どんなお話がいいかしら……」


 母さんはそういうと、今読んだ本を机の上において、俺を抱っこしながら部屋の角にある本棚へと歩いた。


 ……あ、そういえば部屋の内装について説明してなかったし、軽く触れておくか。


 まず部屋の大きさだが、普通のマンションのリビングくらいはある。そんで部屋の角に少し大きめな本棚があるが、中に入ってるのはタイトルを見た感じ大体が物語とか幼児向けの絵本とかだな。


 ちなみに俺がいつも寝ている赤ちゃん用のベッドは窓際にあり、その周りには見るからにふかふかの絨毯やクッションなどがある。

 ・・・多分、俺が落ちても平気なように、かな?


 あとは机や椅子、絵画(かいが)とか時計とか、ある程度の装飾品があるくらいだな。


 以上簡単な内装紹介終わり。




 ──俺がそんなことを考えている間にも、母さんは本棚から何冊か本を取り出し、机の上に置いていった。そして五冊ほどの本を並べると、満足気に頷いて俺に視線を向ける。


「ジークちゃんはこの中でどれが読みたいかしらー?」


 んーと、とりあえず選べばいいのかな?


 まず、一冊目の本は……『雷神勇者の冒険譚』? 多分さっきの勇者の冒険メインみたいな話かな? ……あ、でも見た感じ、さっきのムラカミってのとは違う勇者みたいだな。


 んで二冊目は『氷麗勇者と破壊王』、か。んーこっちはさっき読んだやつと(おおむ)ね同じ感じなのかな? ……あ、でも前2つと違って女主人公みたいだな。


 三冊目は『ゴブリンと弱虫坊や』。……うーん、思いっきり幼児向けの本だな。特に言うことなし。


 四冊目『精霊と少年』。……これはちょっとだけ興味があるな。あいつら(マリナ達)について、なにか知れるかもしれないし。


 最後は『魔物図鑑』……って、ちょい待ち。なぜ赤子に図鑑を見せようと? ……まぁ俺としてはありがたいから別にいいが。


 ……んー正直、四冊目と五冊目以外、これといって興味がわかないんだが……。まぁとりあえずスキル上げるために一冊目から全部見ていくか。


「あうっ!」

「あらあら、ジークちゃんはそれが見たいのねー? ふふっ、それじゃあ読んであげますからねぇ♪」

「うぁっ♪」

「うふふ、本当に可愛いわねっ♪」



◇◆◇◆◇


~数時間後~



>スキル《魔物学Ⅰ》を獲得しました。

>スキル《植物学Ⅰ》を獲得しました。

>スキル《動物学Ⅰ》を獲得しました。

>スキル《暗記Ⅰ》を獲得しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《言語把握》《聞き上手》《魅了》《顔芸》《学習》《演技》《魔物学》《植物学》《動物学》《読書》《暗記》のランクが上昇しました。


 とりあえず、予定してた五冊だけじゃなくて、他にもいくつかの本も読んでもらうことになった。

 あと魔物図鑑とか植物図鑑とか動物図鑑とか、そういう図鑑系を読んでもらったら、それに(ちな)んだ〝○○学〟ってのをゲットした。

 それと読んだ本の内容を覚えようとしてたら『暗記』ってのもゲットした。



「ふぅージークちゃん。ママ、さすがにもうヘトヘトよぉ」


 母さんもかなり疲れたみたいだ。息を「ふぅー」と、深く吐いてる。

 ……まぁそりゃそうだ。椅子に座ってたとはいえ、長時間抱っこしたまま本を読み聞かせてくれたんだもん。そりゃ疲れるわ。もしかしたら、昨日の戦闘よりも疲れてるんじゃないかな?



 ──母さんが背筋を伸ばして、チラリと視線をずらすと、部屋の時計に目を向けた。時刻は14時半を過ぎくらいになっていた。


「って、あら。もうこんな時間ね……そろそろアルが帰ってくる頃かしら?」


 すると、同タイミングくらいで部屋の外からジャンプをした後のような、着地音が聞こえた。


「ふふっ丁度帰ってきたみたいねっ。……あ、そうだ。ジークちゃん。ちょっとパパを驚かしてみましょうかっ♪」

「あぁうっ!」


 そして、扉の前まで行くと、扉がガチャりと開く。それに合わせて、母さんが「わぁ!」と驚かす。俺も真似して「あぁう!」と言って驚かす。



>スキル《真似Ⅰ》を獲得しました。


「ただい──うぉっと!? 」

「ふふっアル、おかえりなさーい♪」

「あぁあーうっ!」

「おぉ、これはまた盛大な出迎えだなっ!」


 父さんは嬉しそうにそう言うと、俺を優しく抱き上げる……ちなみに赤ちゃん抱っこだ。・・・まぁ生後三日目だしな。まだ高い高いとかしたら危ないよな。


「さて、ジーク。今日もちゃんと大人しく元気にできていたかなー?」

「ふふっ。今日は一緒にご本を読んでたのよねー?」

「あうっ♪」

「ははは! そうか、それは良かったなっ!」


 父さんはそう言って優しく笑うと、母さんと軽く雑談をし始めた。・・・俺は適当に聞いて情報収集でもしてようかな。



◇◆◇◆◇


~十数分後~


 ・・・んー話を聞いてた感じ、どうやら父さんは冒険者をやっているようだな。……そういや称号に『Sランク冒険者』って書かれてたっけか。

 基本的に普通だと倒せないような強大な魔物を倒したり、ダンジョンでゲットした素材を売ったりして生計を立てているようだ。


 ・・・あ、ちなみに。Sランク冒険者がどのくらいの強さかって言うと、最強らしい。

 ……うん、そう最高ランク。上にSS(ダブルエス)とかEx(エクストラ)みたいなものはない。マジで、最高ランク。

 ……やっぱりこの人らもバケモンやん。



 ──そんで、父さん達が楽しそうに会話をしていると、後ろから魔導人形(オートマタ)のエヴィが声をかけた。


「旦那様。そろそろオズワルド様とキャロライン様のお迎えのお時間となります」


「む、わかった。では行ってくるとするか」


 父さんは短く返事をすると、母さんと一言二言言葉を交わし、母さんと俺の額に軽くキスをしてどこかに転移した。


 ・・・ん。俺もいい感じに眠気が襲ってきたし、そろそろ眠ろうかな。いつも通り、適当に抗って……。




 ・・・あれ? おかしいな。なんか、なかなかランクが上がらな──



>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《睡魔耐性》《同時進行》《魔力制御》《霊力制御》《聖気制御》《気術》《心眼》《慧眼》《遠見》《遠聴》《嗅分け》《気配察知》《魔力察知》《霊力察知》《気配遮断》《隠蔽》《迷彩》《詐術》《超隠密》《高速思考》《計算》《妄想》《集中》《瞑想》《信仰》のランクが上昇しました。


>スキル《妄想》《隠蔽》のランクが上限に達しました。

>進化条件を達成。スキル《妄想Ⅹ》が《想像力Ⅰ》に進化しました。

>進化条件を達成。スキル《隠蔽Ⅹ》が《偽装Ⅰ》に進化しました。


>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《想像力》のランクが上昇しました。



 うぉなんか、色々上がった……まぁ、いいか。……『睡魔耐性』も、上がったし、もう寝る、か。おやすみ……。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 忍術やスキル進化があるのがいいですね。 [気になる点] 特にありません。 [一言] 一話から読みました。 続き期待しています!!!!!
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