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転生者は異常な程に成長しました。 〜自重?そこら辺に投げ捨てたわ〜  作者: 冬桜 ライト
◇第一章 異世界転生ですか?
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13/42

第10話 犯罪的な称号とスキルです。




 それじゃ、次に習得する魔法は……『空間魔法』『精霊魔法』のどちらかだな。

 ……んー、この二つは名前だけだと何が使えるかとかわからんし、習得できる技から選ぼうか。

 ってことで、この二魔法で習得できる技について。



───────────────────

【空間魔法】

空間把握(サーチ)/MP消費:10

空間を把握します。探知魔法。

空間収納(ボックス)/MP消費:20

異空間の収納庫を作り出します。収納魔法。

防御結界(バリアー)/MP消費:50

攻撃から守る結界を作ります。防御魔法。

【精霊魔法】

精霊契約(コントラクト)/MP消費:強弱加減

野良の精霊と契約ができます。

精霊召喚(スピリット・サモン)/MP消費:50

契約した精霊を呼び出すことができます。

───────────────────



 おぉ……って、ん? 精霊のやつってまず精霊が見えないと意味無くないか? しかも消費MPも結構高いし……。それに野良の精霊なんているかわからんのだが。

 あと強弱加減ってなに? ・・・いや、これは多分精霊の強さでMP消費が変わるって感じか。

 ……まぁ『精霊魔法』は精霊が見えるようになった時でいいか……多分『視認』スキルとかを上げれば見れるようになる気がする。



 とりあえず便利そうな『空間魔法』から習得してみようか。……というか、それしか出来ないし。

 えーと、その中でできそうなのは……少し消費MPが高いけど、〝防御結界(バリアー)〟ができそうだな。逆に言うと、それ以外使い方が分からない。


 んーと、MPを50使って、俺の周りに魔力の壁? を作る感じ……お、なんかそれっぽいのが……でき……た? あ、れ……頭が……痛、い……。



>スキル《空間魔法Ⅰ》を獲得しました。

>スキル《結界Ⅰ》を獲得しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《痛覚耐性》のランクが上昇しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《MP回復》のランクが上昇しました。


 あ……MP、忘れてたわ……あぁ、なんか、眠気も、来た。

 ・・・寝る、か。……あ、でも、もうちょっと……起きようと、すれば。




 ・・・うぅ、もう、ダメ、かも。



>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《睡魔耐性》のランクが上昇しました。

>スキル《気絶耐性Ⅰ》を獲得しました。


 あ……やっ……た。……すやぁ。



◇◆◇◆◇



 ハァイ、グッドモーニング。俺は今、母さんからご飯を頂戴していますです。はい。

 あ、ちなみに昼過ぎです。はい。なんか、思ったよりしっかりと寝てました。はい。


 あ、口調戻すね。とりあえず、以下が寝ている間に上がったものだ。


───────────────────

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《睡眠》のランクが上昇しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《妄想》のランクが上昇しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《MP増加》のランクが上昇しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《MP回復》のランクが上昇しました。

───────────────────


 と言った感じだ。・・・ちなみに、母さんには魔法を使ったことがバレてない……と、思いたい。

 ・・・母さんが持ってる『魔力感知』ってのが『魔力察知』とどう違うのか。『魔力感知』で魔法を使ったあとがわかるのかどうかが不安なところだ。


 ま、最悪魔法の使用した後が分かっても、俺が使ったとは思わないだろう。

 ……『魔力感知』に個人の魔力を特定する機能があったら絶望的だが、特に言ってこないところを見るにバレてないと思う。うん。



>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《食事》のランクが上昇しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《味見》のランクが上昇しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《思考放棄》のランクが上昇しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《視認》のランクが上昇しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《観察》のランクが上昇しました。


 お、スキルが上がった。・・・あ、なんで『食事』と『味見』以外も上がったか説明しよう。……まぁ、大体予想つくだろうが。


 まず『思考放棄』は母乳を飲んでる現実から目を逸らしてるから。『視認』は精霊を見るために頑張って周囲を見て育ててるから。『観察』は『視認』のおまけだ。


 ちなみに、頑張って見てるおかげで『視認』は2ランク上がった。



 ──俺が『思考放棄』しながら説明をしていると、頭の上から声が聞こえる。


「ジークちゃんは本当に大人しいわねぇ。オズが小さい時よりも大人しいんじゃないかしら? でも泣かないのが少し心配だわ……。

 ・・・もしかしたら何かの病気かしら?」


 あ、『言語把握』がⅣになったおかげで、前よりもかなり聞き取りやすくなってるぞ。

 どうやらスキルは基本的にⅠ〜Ⅲが拙い状態で、Ⅳ辺りから滞りなく使える状態になるらしい。


 っと、なんか反応しないとこのまま病院とかに連れ出しそうだな。・・・とりあえず返事するか。

 ・・・いや、でもさすがに二日目ではっきりと言葉を発するのはおかしいし、適当に〝あーう〟とでも言っとくか。


「ぁあーぅ」

「あら可愛い……ってジークちゃんはもうお返事ができるのねっ。・・・うん、ジークちゃんはきっとアレね。天才なんだわ」

「あぁう?」


 お? なんかいいように勘違いした?


「……マーマ、マーマ」


 と思ったら急に自分をさして「マーマ」と言い出した。……これはアレか? 俺に「ママ」って言わそうとしてんのか?


「うーあー?」

「・・・やっぱりまだ早かったかしら。……でも今言い聞かせたら、きっと早くにママって言ってくれるわよね。うんっ。」


 ・・・なにこの母親可愛い。


 ……元々この母さん、実年齢が44歳のはずなのに、見た目がすっごい若いからまだ20代くらいに……いや、見方によっては17~18くらいにも見えるんだよねぇ。しかも種族がエルフだから顔も整ってるし……。

 ・・・まぁ、でも。心の奥で母親ってことを理解してるからか、可愛いとは思うけどそれだけなんだよな。


 とりあえず、余計な心配がないように元気な赤子を演じようか。


「ああぅあっ!」

「あらあら、いい子ねー♪」

「おぉあー♪」

「ふふっ。可愛いわ〜♪」


 ・・・ふぅ、赤子の振りも楽じゃないぜ。



>スキル《詐術Ⅰ》を獲得しました。

>スキル《演技Ⅰ》を獲得しました。

>新たに称号『八方美人』を獲得しました。

>新たに称号『ペテン師』を獲得しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《魅了》のランクが上昇しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《顔芸》のランクが上昇しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《話術》のランクが上昇しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《詐術》のランクが上昇しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《演技》のランクが上昇しました。


 ・・・ふぅ、赤子の振りが楽になったぜ。


 ……スキルをあっさりゲットできることを少しだけ忘れてたぜ。あと称号も新しくゲットしたぜ。・・・一つはいいけどもう一つの名前が犯罪的なのが気になるぜ。

 ・・・一応、調べようか。称号『八方美人』と『ペテン師』について。



───────────────────

名前:〈八方美人〉

説明:とても見目麗しく、周りからの印象も良い者。

効果:スキル〈魅了Ⅰ〉を取得。出会った時の第一印象が本人達の嗜好問わず、限りなく良いものになる。

───────────────────

名前:〈ペテン師〉

説明:言動や雰囲気、扇動などを用いて相手を騙し、誑かす者。

効果:スキル〈詐術Ⅰ〉を取得。相手を騙したり誤魔化したりする能力や、詐術や演技などの嘘系スキル習熟度に補正がかかる。

───────────────────



 ・・・名前が犯罪的な方、能力がかなりいいな。騙したりする能力の効果が強化される、ね。……多分この能力ってのはスキルとかも含めるってことだよな、普通に考えて。


 んで『八方美人』の方は……あれか? リア充メイカーか? ふむ……悪くない。

 ・・・あ、でもあくまで第一印象だけか。そっからは俺の力量次第と……いや、俺の場合、『話術』『詐術』『魅了』とかのスキルで自由に好感度の上げ下げが出来そうだな。


 ・・・そこまでいくと洗脳とかも使えるようになりそうだな……。



 ──そんなことを考えていると、扉が勢いよく開いた。


 って、あれ……? なんか既視感(デジャブ)が……。


「ジークっ!!」


 あぁ、やっぱり……。


「あっもう、キャロっ。あんまり騒がしくしちゃダメっておかーさんに言われてるよね?

 全く……キャロはもうちょっとお淑やかになった方がいいんじゃないかな?

 大体、毎朝毎朝訓練訓練って騒ぐのって、キャロの歳ではどうだと思うんだよね」


 そして、それのストッパーさんも来た……ってなんかイライラしてる? この前以上に毒吐いてるけど。


「ぶー……オズはいっつもそればっかりなのだっ! オズだってちゃんと訓練するべきなのだっ!! じゃないとパパみたいな強くて逞しい男になれないのだっ!」

「いや、そうは言っても僕も訓練は週二でやってるし、別に全くしてないって訳じゃないから。そもそも僕はおとーさんみたいな感じの筋肉ゴリマッチョは目指してないから」


 っと? なんか急に口喧嘩し始めたぞ? なんだ? 続けるなら泣いてやめさせるぞー?


「あらあら二人とも。喧嘩はしないの。……でも確かに、元気なのはいいけどキャロはちょっと元気すぎるのよねぇ……。

 ・・・にしても、ジークちゃんは本当に微動だにしないわねぇ……心配ではあるけど、楽で助かるわぁ」


 と思ったら母さんが止めてくれた……しかもなんか俺の話になった。


「あっ、そうなのだっ! パパが『ジークが起きてたらママとジークを呼んできてくれ。訓練風景をジークに見せたいから』って言ってたのだっ! なんか少し張り切ってたのだ!」

「あら、そう……そうね。最近はあまり動くことができなかったし、ちょっとした運動ついでに久しぶりに私もやろうかしら……?」


 ・・・訓練、かぁ。……俺もこの世界の戦闘がどんな感じか少し気になるし、ちょっと見てみたい、かな。


 魔法戦士みたいに魔法と武器を組み合わせる感じのスタイルなのか、それとも武器は武器、魔法は魔法って感じに使い分けるスタイルなのか。

 ・・・ゲームとか小説だと、結構そこら辺別れてるからね。


「それじゃーあたしは先に中庭に行ってくるのだっ!! ママはゆっくりでいいからねっ! ほらっ、オズも一緒に行くのだっ!!」

「僕はおかーさん達と一緒に行きたいかな……って、もう行ってるし。 ・・・はぁ、もうっ。キャロ、待ってよっ」


 ・・・本当、苦労してるのがわかるわ。良いように振り回されてるし。


「ふふっ。それじゃ、ジークちゃん。私達も行きましょうか。」

「あーぅ」


 んじゃ、行きますかねっと。……まぁ、俺は歩けないから抱っこされてるんですけど。

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