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転生者は異常な程に成長しました。 〜自重?そこら辺に投げ捨てたわ〜  作者: 冬桜 ライト
◇第一章 異世界転生ですか?
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第9話 魔法についてです。




 んじゃまずは詠唱について調べようかな。


 ・・・っていうか、俺が『風魔法』を使った時、詠唱してなかったよね? え、何? いきなり『無詠唱』使っちゃった感じ?

 ……それともあれかな? ただ操作するだけなら詠唱はいらなくて、ちゃんとした技を使う際に詠唱が必要になるとか?

 って、色々言ったけど日本語で詠唱ってできるかね? なにか決まった魔法言語的なのがあるんじゃないのかな?


 ・・・ま、それも魔法について調べれば、後々わかるかな? ってことで早速、詠唱について教えて!



───────────────────

・詠唱について

 詠唱とは、魔法を使う際にイメージを明確にするための補助です。

 イメージが明確にある場合や、技としてではなく、ただ操作するだけの場合は詠唱の必要性がありません。スキルを使うことでも詠唱の短縮、無詠唱化が出来ます。

 なお、詠唱は本来決まった言語や文言がないので、自身が使っている言語やオリジナルの詠唱が可能となっています。

───────────────────



 おぉーって俺が調べたいこと全部が載ってる……。何回かに分けて調べるつもりだったけど、これだけですんだな。


 んじゃこの調子で魔法の属性について調べようかなっ。えーと、まず基本的な属性と、それ以外の特殊な属性についてっ!

 ・・・あ、でもそれだけだと特殊なやつが多くなっちゃうだろうし、ある程度認知されてる有名なやつで。

 それと、使った後に魔法の残骸が残るか残らないかとかも気になるな。それも追加で。


 ──すると、目の前に少し長めの説明が流れる。


───────────────────

・属性について

 基本的に属性は8つあります。

 まず下位属性として火、水、土、風の4つがあり、上位属性として雷、光、闇、無があります。

 下位属性に比べ、上位属性はイメージを明確にしづらいため、扱いも難しいものとなっています。


 特殊系だと主に生活、空間、精霊の3つだとされています。

 そして、最後に種族固有スキルの魔法として、木、竜、変化があります。


・魔法の残骸について

 八属性のうち、水魔法と土魔法は残骸が残ります。火魔法は、魔法で作った火は消えますが、燃え移ったりしたものは残ります。

 特殊属性は基本的には残骸が残りませんが、たまに残骸が残るものがあります。精霊魔法は性質上、精霊が残ります。

 種族固有はあまり残骸が残りませんが、大きな地形変化や、使用者自体に状態変化が起こります。

───────────────────



 おぉ・・・分割してわかりやすくしてくれたわ。って、やっぱり『水魔法』と『土魔法』は使ったあとも残るのか。・・・先にやらなくてよかった。


 んでこの中で『風魔法』並に気づかれにくそうなのは……属性魔法は『光魔法』『闇魔法』。特殊魔法は……精霊にさえ気づかれなければ、全部が気づかれにくそうだな。

 種族固有のやつは絶対に気づかれるだろうな。説明にも大きな地形変化が〜〜とか書かれてるし。


 んじゃ早速……まずは応用が利きそうな『生活魔法』辺りから習得していくか。

 ・・・『生活魔法』のランクⅠで習得できる魔法について。



───────────────────

点灯(ライト)

明かりの玉を出し、付近を照らします。

流通詠唱は『光の素よ、辺りを照らせ』

現在のMP消費:2

種火(マッチ)

小さな火を灯し、薪などを燃やします。

流通詠唱は『火の源よ、火を灯らせ』

現在のMP消費:1

清掃(クリーン)

自身や物を洗浄し、汚れを落とします。

流通詠唱は『聖の力よ、其を清めよ』

現在のMP消費:2

───────────────────



 おぉ、本当に名前の通り、生活に役立つ魔法なんだな。……ってか流通詠唱? ・・・んー多分名前的に、一般的に流通してる詠唱ってことかな?

 あと、現在のMP消費ってのも名前の通り、今の状態で使った際の消費量だろうな。


 そんで、この中で良さそうなのは……〝清掃(クリーン)〟か〝点灯(ライト)〟辺りだな。

 ・・・あ、そうだ。両方同時に発動してみようかな? えーと、イメージがしっかりしてれば詠唱入らないんだよな。

 なら……こんな感じ? えーと、〝点灯(ライト)〟っ!! 〝清掃(クリーン)〟っ!!

 ・・・って、あれ? なんか今、イメージがしやすかったような?


 ──すると、次の瞬間。自身の周りが淡く光りだし、光源として使えるくらいに輝き始めた。その光で自身の腕などを照らして見ると・・・先程と大して変わらない、清潔感のある腕が見えた。



>スキル《生活魔法Ⅰ》を獲得しました。

>スキル《光魔法Ⅰ》を獲得しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《同時進行》のランクが上昇しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《妄想》のランクが上昇しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《詠唱省略》のランクが上昇しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《聖術》のランクが上昇しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《学習》のランクが上昇しました。


 っと、おぉ。なんか、一気に上がったな。って、『光魔法』もゲットできた。

 ・・・ふむ。イメージがやけに明確に想像出来たのは『妄想』のおかげか。……ただの残念系スキルかと思いきや、意外なところで活用方法が見つかったな。


 ってか、元々あまり汚れてなかったし、〝清掃(クリーン)〟をやっても特に意味がなかったな。


 あと『風魔法』を使った時よりダルさが少ないな……。まぁそりゃそうか。『風魔法』ん時は無駄にしたやつも合わせて10消費だったけど、今回は4の消費だったしな。魔力消費が半分以下になってるわけか。



 ・・・あ、そうだ。せっかく『風魔法』と『光魔法』もゲットしたんだし、ついでにこれで出来るやつも調べておこう。

 えーと、ランクⅠの『風魔法』と『光魔法』で使えるやつについて。あ、さっきの流通詠唱ってのは別になしでもいいかな。



───────────────────

・風魔法

(ウインド)/MP消費:1

風を起こします。

風熱(ウインド・ホット)/MP消費:5

暖かい風が吹きます。

風玉(ウインド・ボール)/MP消費:10

風の玉で敵を切り刻みます。攻撃魔法。

・光魔法

(ライト)/MP消費:5

光を灯します。

下位治癒(ヒール)/MP消費:10

HPをやや回復します。回復魔法。

下位治療(キュア)/MP消費:10

軽い状態異常を治します。回復魔法。

───────────────────



 ふむ……見た感じ『光魔法』は回復専門で攻撃系はなさそうだな。あと状態に変化がある魔法は消費MPが高いってことくらいか。

 〝(ライト)〟が消費MPが5なのは、飽くまでも『光魔法』が上位魔法だから、かな?


 ってか、風起こすだけなら消費MP1で良かったのか……9も無駄にしてたのか。……今度からちゃんと技を調べてから使おう。



 んで、次に習得できそうな魔法……とりあえず『光魔法』をゲットしたし、その対になる『闇魔法』でも習得してみるか。

 ってことで『闇魔法』ランクⅠで習得できる技リスト。



───────────────────

・闇魔法

(ダーク)/MP消費:5

闇を作ります。

(ポイズン)/MP消費:10

HPが徐々に減ります。状態魔法。

麻痺(スタン)/MP消費:10

痺れて動きにくくなります。状態魔法。

───────────────────



 『光魔法』が回復専門って感じだとすると、『闇魔法』は状態異常専門って感じかな? ってか闇を作りますって……どゆこと?


 うーん……〝(ダーク)〟は何かあった時心配だし、ここは〝下位治療(キュア)〟を使える〝(ポイズン)〟か〝麻痺(スタン)〟がいいかな?

 だとすると、魔法を与える対象が必要だけど……ま、俺自身でいいかっ! ってなると、〝(ポイズン)〟だと、最悪死ぬ可能性もあるし、〝麻痺(スタン)〟が安全かな?

 ってかそもそも俺、毒自体が効かないんじゃね? 『猛毒無効Ⅹ』持ってるし。



 えーと、身体を麻痺させる……筋肉を痙攣させて動けなくする感じ? ・・・お、体の魔力を操作すれば、いけそうだな。

 っつーわけで、〝麻痺(スタン)〟っ!



>状態『麻痺(弱)』が発症しました。


 ・・・っおぉう!? け、結構キツイな、これ。……なんだろう。朝起きた時に足の感覚が無いと思ったら、急に血が巡り出して痺れる感覚? あの地味に辛いやつ。


 と、とりあえず〝下位治療(キュア)〟っ。・・・っておぉ、すぐに回復したっ。



>スキル《闇魔法Ⅰ》を獲得しました。

>スキル《雷魔法Ⅰ》を獲得しました。

>スキル《冥闇耐性Ⅰ》を獲得しました。

>スキル《麻痺耐性Ⅰ》を獲得しました。

>スキル《MP増加Ⅰ》を獲得しました。

>スキル《魔導Ⅰ》を獲得しました。

>スキル《抵抗Ⅰ》を獲得しました。

>スキル《超回復Ⅰ》を獲得しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《光魔法》のランクが上昇しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《魔力制御》のランクが上昇しました。

>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《MP回復》のランクが上昇しました。


 おぉうっ、また沢山スキルが……って、なんか少しだけだるさが……? ・・・あ、そうかっMPかっ!

 えーと、まず『風魔法』で10減って、『生活魔法』で4、今の『闇魔法』と『光魔法』で20……合計34か。

 んで、回復した分を引くと30くらいか?



>スキル《計算Ⅰ》を獲得しました。


 あ、またスキルゲットした。・・・慣れはしたけど、やっぱりスキル多すぎ感が否めねぇ。



>称号『神の観察対象』が『神々のお気に入り』に昇格しました。


 あ、今度は称号が……って、は?


 ・・・ちょっと落ち着け。うん。ちょっと待て? ……称号が、昇格した? ……え、なに? 称号もランクアップするのっ!?


 えーと、とりあえず、『神々のお気に入り』について調べよう。うん。



───────────────────

名前:〈神々のお気に入り〉

説明:二桁単位の神々に魅入られた者。

効果:多数の神々に見られる。運気と能力値と成長値にプラス特大補正。

───────────────────



 ・・・。


 ──俺は、現れた説明を、何度も睨むかのように見る。だが、何度見ても説明は変わらず、ずっと同じ画面が流れるだけだった。



 ・・・はぁ、まぁこれも流す、というか、黙って受け止めるしかないよな。うん。

 ……元から二柱の神──いや、亜神も含めて三柱か──に見られてたんだ。それが二桁になっただけだ。今更それがなんだ。


 ・・・いや、異常だわ。受け止めきれんわ。ってか、今二桁になったってことは、元々イデム含め三柱以外も見てたってこと?

 えぇ、俺に対する期待高すぎん?



>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《芸術》のランクが上昇しました。


 いくらこんなに簡単にスキルをゲット&成長できるとしても、そこまで凄いことはしないよ? 精々やるのがスローライフくらいだよ? 多分面白くないよ? ・・・まぁそれでもいいならいいけど。


 ってか、もうこの際、別に見られる分にはいいか。特に干渉してこないみたいだし。ならばいっその事、放っておけばいいのか。

 あ、そう考えると少し楽になるわ。



>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《思考放棄》のランクが上昇しました。


 さ、さっさと次に行こうか。



 ──俺は現実から目を逸らしながらそう言った。

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