第8話 制御と察知です。
さて、お次は……あ、そうだ。さっき言ってた『感覚強化』……あと『身体強化』も使えるようにするかっ!
えーと、よくあるやつだと、魔力を身体に巡らせる……んだっけ? よし、物は試し。早速やってみよう。
・・・お、さっきの『風魔法』みたいに魔力を体から放出するよりは楽だな。
>スキル《身体強化Ⅰ》を獲得しました。
うしっ、おーけー。次は『感覚強化』だ。
多分、さっきと同じように目とか耳に魔力を込めて、より遠くを鮮明に、見る、聞くようにすれば……。
>スキル《感覚強化Ⅰ》を獲得しました。
>スキル《魔眼Ⅰ》を獲得しました。
・・・ドヤ? ……もう俺、こういうスキルをあてる仕事に就こうかな? ……んなもんないだろうけど。
ってか、目に魔力をやったからか、『魔眼』ってスキルも手に入れられたな。・・・厨二心が疼くぜ。
あと他には……そういや、父さんと母さんが習得してたスキルも結構いいやつがあったな……。
あのスキル欄の中から今の俺でも習得出来そうなのは……回復系と増加系、あとは察知系と制御系と……属性魔法系かな?
回復系と増加系は多分HPとかMPを減らせる必要があるから……MPは属性魔法とかと並列させるとして、HPは今の状態でダメージを受けるのは怖いから今度でいいや。
んで、察知系と制御系は……今のところ思いつくのは、既に習得してる『魔力察知』とかを抜いて、『身体制御』と『気配察知』と気配制御的なやつか?
んー、とりあえず『気配察知』を獲得するか。えーと、周りの気配を察知する……ってどうやるんだ? ・・・とりあえず、耳を澄ませて微量な音を探れば、GETはできるか?
・・・。
>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《遠聴》のランクが上昇しました。
・・・。
>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《遠聴》のランクが上昇しました。
>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《集中》のランクが上昇しました。
・・・お、小さくだけど、誰かの呼吸音が聞こえる。……音は一定のリズムで安定してるから、多分寝てるのかな? えーと、その呼吸音の正体、気配を探る……。
>スキル《気配察知Ⅰ》を獲得しました。
よしっ! 思った通り、ゲットできたっ!
・・・おぉ、ってかやっぱりスキルの効果すげぇな。さっきまで息遣いしか聞こえなかったのに、今回はその気配の相手まで把握出来る。これは……キャロ姉かな?
よし、次はこの気配の感覚を自分の中でも見つけて制御できるか試してみるか。
・・・お、結構あっさりと見つけられたぞ。これを制御……つまり隠す感じ?かな? えーと、気配を辺りと同化させて、影を薄くすれば……。
>スキル《隠蔽Ⅰ》を獲得しました。
>スキル《忍術Ⅰ》を獲得しました。
>スキル《迷彩Ⅰ》を獲得しました。
>スキル《気配遮断Ⅰ》を獲得しました。
おおっ!? 『気配遮断』だけじゃなくて他に三つもゲットしたっ! ってか気配のやつは気配制御じゃないんかいっ。
よーし次は『身体制御』だなっ! 多分、これも『話術』と同じで無理やり動かそうとすれば、ゲットできるんじゃねぇかな?
まずは首からっ! ……んぐぐっ! ……結構首に負担がかかるな。ただ首を動かそうとしてるだけなのに、首が釣りそうになる……。
・・・ってか無理に動かそうとして、首の骨がポッキリ折れたりしないかな? ……あまりやり過ぎないように動かそうか。
・・・んぬぬぬぅ。
>スキル《身体制御Ⅰ》を獲得しました。
っし! 獲得できたっ! っておぉ、これすげぇなっ! 結構スムーズに動けるわっ!
あ、首だけじゃなくて腕も動かせる!
あともう2~3くらいスキルランクをあげたら、寝返りとかはいはいとか座ることも普通に出来そうだなっ!
よし、じゃあ次だっ! 次は……魔法か。
んー、でも今更だけど、『風魔法』以外に平気そうな魔法あるかな?
『火魔法』は火事になる可能性があるし、『水魔法』と『土魔法』はもしも出したものが消えない場合、魔法を使った事がバレるかもしれない。
となると、『光魔法』とか『闇魔法』か? あとは……無属性とかありそうだよねぇ。
・・・ってか今更だけど、俺って魔法の属性……というか、魔法自体についてもあまり知らなくね?
俺がゲットできたのはたまたま小説とかで知ってたやつ、出てたやつを試してただけだし……。まずは普通に魔法の知識から学んだ方がいいよな。うん。
ってことで、『記録閲覧』で調べてみるか! えーと、まずは魔力について。
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・魔力について
魔力(又はMP)とは、様々な現象を引き起こす、超自然的な力です。
なおその実態は、神が世界の事象に干渉する力を、人類用に超劣化させた便利な力のことです。
・付属説明
魔力が変質したもので、瘴気や聖気というものがあります。
瘴気とは陰を含んだ魔力のことで、人体に悪影響を及ぼします。自然的に発生し、魔物などを生み出します。
聖気とは陽を含んだ魔力のことで、瘴気とは逆に、人体に良影響があります。こちらも自然的に発生し、聖獣などを生み出します。
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・・・なんか、上の一文以外、この世界のまだ解明されてない真理について話してる気がする……。多分、これは知られちゃいけねぇことだな。うん。
ってか神様ァ……。この力って絶対便利にとどめちゃいかんてぇ。事象に干渉するって絶対人にやらせちゃダメだってぇ。
いや、超劣化させたって書かれてるし、多分世界が破滅するとか行き過ぎない程度にしてるんだろうけども。
・・・え、してるよね? さすがに……。
まぁとりあえず、魔力についてはある程度理解したけど……。瘴気と聖気、ねぇ。
・・・えーと、陰と陽がわかんないけど、なんか邪悪そうな力と神聖な力、ってことだよね。
んー、こんな感じ……かな?
──すると、目の前にドス黒い闇に包まれた、禍々しい力が溢れ出す。
>スキル《瘴気制御Ⅰ》を獲得しました。
>スキル《瘴気察知Ⅰ》を獲得しました。
>スキル《呪術Ⅰ》を獲得しました。
>スキル《禁術Ⅰ》を獲得しました。
・・・出来ちゃったわ。ヤバそうなスキルと一緒に。
って、今瘴気出したままなんだけど、ヤバくない? これって人体に悪影響が出るんだよね? って、早く消さいないとやばくねっ!?
えーと、消えろっ! ……いや、消えねぇしっ!? え、ど、どうしよう? なんか早く消さないとやばい気がするっ! え、えーと、えーと……あ、そうだ聖気で相殺すればっ!!
えーと、神聖な力、さっきの邪悪な陰と逆の力っ!
──すると、今度は優しい光に包まれた、神々しい力が湧き出る。そして、先程の瘴気とぶつかり合い、対消滅をした。
>スキル《瘴気耐性Ⅰ》を獲得しました。
>スキル《聖気制御Ⅰ》を獲得しました。
>スキル《聖気察知Ⅰ》を獲得しました。
>スキル《聖術Ⅰ》を獲得しました。
>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《禁術》のランクが上昇しました。
ふ、ふぅ。いきなりのことで、咄嗟に思いついたけど、意外と何とかなったな。・・・いや、『瘴気耐性』を獲得したから、少しアウトだったっぽいけど。
ってか流れでゲットしたけど、瘴気と聖気の力を使えるようになっちゃった。・・・でもそれと一緒に習得した『禁術』ってのが少し気になるな。
……習得や上昇のタイミングを考えると、聖気と瘴気を扱うのは、人として禁じられた行為って感じなのかね? ……ま、それでも使えるなら有効活用するまでだ。
・・・多分だけど、普通に使っててもイデムがなんとかしそう。
・・・あ、そうだ。聖気って人体に良影響があるんだっけ? ・・・なら魔力と聖気を常に身体に循環すれば、かなり丈夫に成長するんじゃね? そうすれば『魔力制御』と『聖気制御』も上がるだろうし、一石二鳥じゃん。
よし、やろう……か……。
・・・そういえば父さんのスキルに、『気術』ってのがあったよね。『気術』……よくあるやつだと、気を操る術のことだよね。・・・気、かぁ。
・・・体の中の、魔力以外の力……名前的に、多分HPの源とか生命力とかそんなの。……あ、それっぽいの発見。
>スキル《霊力察知Ⅰ》を獲得しました。
ビンゴ。んで、これを動かす……。でも生命力だと体外に出すのは怖いから、体外じゃなくて、体内で循環させるように……こう、かな?
>スキル《霊力制御Ⅰ》を獲得しました。
>スキル《気術Ⅰ》を獲得しました。
・・・ゲット出来たわ。
……いやー、マジで自分で自分が恐ろしいわ。何この才能。神かよ。
んで、『魔力制御』『聖気制御』『霊力制御』でこの三つを体の中で循環させる、と。
・・・同時に動かそうとするのは結構難しいが……よし、出来た。
>スキル《同時進行Ⅰ》を獲得しました。
>スキル熟練度が一定に達しました。スキル《同時進行》のランクが上昇しました。
おぉ、丁度いいタイミング。ってかゲットした直後にランクがアップした。これで動かしながら他のことも出来そうだな。
んじゃ、次は……って、そういえば、まだ魔法について調べてる途中だったわ。
えーと、魔法学習に戻るとして、次は詠唱とか属性について調べるとするか。




