Gakkoulifeの幕開け
二章始まりです!
「ここが、騎士学校‥‥‥」
「緊張している?」
「いえ、私に限ってそんなことはございません!!」
「さっすがお嬢様です!」
「神経の図太さは世界一だからね」
「カラメロ余計なこと言わない」
まぁ神に召喚されたのもタフだからって理由だし、あながち間違えではない‥‥‥か!?
「レティーはすぐ簡単に丸め込まれるから、僕心配だな」
「大丈夫ですよ、殿下!私は強いですから」
「そうだね、でも‥‥‥感じる?」
「はい」
敷地に入って、今私たちは本館をまっすぐ目指している。
敷地の綺麗さに心が躍るのだが、その前に‥‥視線がすごい!
ーー好奇、怯え、警戒、そして一番多いのが‥‥嘲り?
新しい生徒に幼い王族とその婚約者の公爵令嬢がいるとなれば、好奇と何かで処罰されないかという怯え、警戒は当然として、嘲り?
ひょっとして、いやひょっとしなくてもこりゃあ舐められてるな
「殿下、舐められてて今すっごく機嫌が悪いです。ちょっと朝の運動に‥‥‥」
「うんうん、手出ししちゃだめだよ、僕はそんな君も好きだけど。はいクッキー」
「あ〜ん。むぐむぐむぐ んん〜おいし〜!また王宮の料理長、新作出しましたね!?」
「うん。アールグレイ味。美味しい?」
「そりゃぁもう!」
「僕は君のその笑顔が美味しい」
なんって歯の浮く台詞!顔が良いから許されるけどね。
話を逸らされたような気がしなくもないが、私は王宮の料理長のお菓子によって殿下にこの二年で餌付けされてしまった。だってあの誘惑のお菓子!
私はいつだって甘いものを食べてると気分もハッピーになってきて落ち着くのだ!よくわかってるなぁ、殿下。
「レイティーンちょろすぎ」
「るんるるんるる〜ん」
鼻歌で生意気なカラメロも無視している間に、本館へやっと着くことができた。
ってか、この学校広いよなあ。どうなってるんだろう。
説明しよう!(レイティーン博士)
この建物は、正門からまっすぐ行くと本館、その左右に東館、西館がそれぞれ広がり、本館が一番大きくて講堂や教室なんかがあるのぉ。職員室もじゃ。
東館には実際に訓練できる屋内のスペースが主じゃ。体育館的なな。大きな武具の保管庫もあるぞい。
西館には、寮でくらす生徒たちのための生活施設がある。大浴場に食堂、洗濯場、まぁ大体は揃っておる。そして本館東館西館は縦長で、東館西館を正門方向に狭まるハの字のように配置しておる。
その奥の横長の大きな建物が寮じゃな。女子棟と男子棟に分かれておる。
今いるのは本館じゃよ。
じゃあさ、職員室は本館のどこなの?(レイティーン)
‥‥‥さらばじゃ!(レイティーン博士もどき)
やっぱ自分のちょっと残ってた(?)知力に頼ろうとしちゃだめだな。
「〜い、レイティーン。お〜い」
「ふぇ!?」
だめだ、脳内でマップを作ってたらなんの成果も無かったうえに人の話聞いてなかった。
「ここをまっすぐ行くと突き当たりにある扉が職員室の扉だって」
「おお!カラメロはやる時はやるもんねぇ」
「っ私だって殺る時は殺りますよ!!!」
「リリ君発想が物騒!ストップストップ〜」
「ほら、レディファーストですよ、レイティーン」
すでに職員室の扉の前についていた殿下に言われる。
手の震え、顔色からするに、これ怖がってるだけだな。結構人見知りなんだよなぁ
「わかりましたよ‥っと!」
軽く手をかけたつもりが、最近は強化魔法かけてないものを触るの久しぶりだったせいで、扉にかる〜くちょび〜っとひびがはいってしまった。
「おはようございます!今日からお世話になります!入学式の前に特例の私たちは職員室に来た方がいいかと思いまして!」
腹式呼吸の最大声量で朝から元気をお裾分けだ。凛音の頃、結構先生には「元気でいいね‥‥‥はは」と評判は良かったんだぞ!
「ほら、あの子あれじゃないですか?」
「あ?ああ」
「てことは、俺のクラスだな。初めまして‥‥‥でいいか?公女」
「ーーあ、あなたはあの時の!って‥‥だれでしったっけ?」
悲しみのオーラが全身から溢れ出している。ひゃああ、なんかごめんなさぁああい!
「彼はこの国の騎士団長だよ」
小声で耳打ちしてくれる殿下。
「じゃあ、改めて自己紹介させていただこう。俺の名はザギリドル。ザリギドル・ド・ウィリー。ウィリー伯爵家の一人息子で、今は当主だ」
「ウィリー家って‥‥‥どっかで聞いたことあるような」
「お嬢様、勉強していらっしゃらなくても私が完璧に補助いたしますので安心してください!ウィリー家は脳筋一家として有名です」
「うん、ありがとう。でもね、本人の前でそういうのはどうかと思うよ。‥‥‥リリが脳筋って言うだなんてどこまでなんだ‥‥」
「はっはっはっはっ!大丈夫だ!脳まで筋肉だなんて素晴らしいじゃないか」
「あ、ポジティブでいいですね‥‥‥」
「いえいえ!!さぁ、最初は入学式です。講堂はこの本館にありますよ!2階が丸々大講堂なんです」
『はーい』
気合い出していくぞぉ!




