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第78話 無理のない御伽話その2
「相変わらずカオスだな」
数の暴力にのまれ踊り狂う巨神。剣より強い道具を研ぎ澄ませ猛り狂う武神。独裁し民を縛りつつ独り自由を謳歌する邪神。そこまでいかずとも、欲望の赴くままやりたい放題しているのが基本である。多様性が聞いて呆れるものの、これがそのあるべき姿なのかもしれない。
「結局、神など存在しない方がいいのかもしれないね」
昔はそんなものは存在しなかった。それは確かだ。文明の発達によっていつの間にか神が存在するようになり、今では望めば誰でも神になれる。専門の知識は必ずしも要求されない。最近は特にAIになんでも頼ろうとする時代だ――誰かに必要以上に頼って良いことなどあるものか。どうせ都合が悪くなれば吐いて捨てるつもりなんだろうが。
「不安定な神に頼るくらいなら、AIを神として祭り上げてしまうのも悪くは無いのかもしれない――」
おっと、これ以上は荒唐無稽なただのおとぎ話になってしまう。無理のない範囲に留めておくべきだったね。うっかりしていた。
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