表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リア充は絶滅しました  作者: @OhMyBrokenAI
第1部 リア充は絶滅しました
21/81

第21話 結論

 ふむ、なかなかしっかりしている。こんなコミュニティがあったのか。毎日夜に届いているSMSをろくに読まないでいたから、昨日のSMSにSNSへの招待状がオマケで付いていたのに気づかなかった。SMSとSNSって紛らわしいな。やっぱりSMSなんて、もう廃止していいんじゃないか? それより略語だらけで何のことかわからないって? 普段お使いのお好きな検索サービスでググってください。


 話を戻そう。このSNSは、あの愚か者が提供しているわけではなく、偉い人が用意しているもののようだ。いわゆる分散型というやつで、私が招待を受けたサイトは、そのお偉いさんとはまた違う人が管理者となっているようだ。もちろん愚か者ではないようである。雰囲気でわかる。


 生活の中で、何か困ったことが起きたらどうすればいいか、これまでにあった事象とその解決法のノウハウなど、探せばいくらでも出てくる模様だ。ゴミの収集についての詳細についても記載があった。私が以前貰ったパンフレットは、ここの内容をまとめたもののようだ。反響もたくさんあって、こういうことは皆つまずきやすい点なのかもしれない。


「これからは困ったことがあったら、ここで全体に話を投げてみることにするか」


 こういうSNSは他でも使ってきた経験があるから、基本的な扱い方がわからなくて困るということは無い。愚か者からの招待コードを使ってしまうと奴をフォローしてしまうことになるので、あえて新規登録をした。その上で次の内容のメールを送った。


『まさかポイントサービスの公式アカウントを用意していないなんてことはないよね? 私が作ったアカウントを教えるから、公式アカウントからフォローしなさい。毎日送ってきているSMSをそっちに移行すれば通信料の節約になると思うし、こうやってメールでやり取りする必要もなくなって便利だと思うんだけどなあ。どうして公式アカウントがあるはずなのに、そうしていないんだろうなあ。不思議だなあ』


 そして今しがた、フォロー申請が届いたのである。直前にメールの返信も来ていた。『うっかりしていてすみませんでした。もちろん公式アカウントはございました。大至急フォローさせていただきますので、今後はそちらで、どうか引き続きよろしくお願いします』だと……愚かな。


 プロフィールに登録日が堂々と表示されているぞ。本日だ。出来たてホヤホヤではないか! フォロー・フォロワー数を隠す姑息な手段はとれたようだが、システム都合による登録日の公開を防ぐことは不可能だ! 私がそれを確認していないとでも思ったか! わかっていて、あえてあの文面で送ったのだ! ひっかかったな! ふはははは……っ!


「……登録日が私と同じになってしまった。なんだか負けた気がするのは気のせいか……?」


 おや、さっそく一件、フォロワーだけに向けた投稿をしたな。なになに――未だトライアル期間中ではございますが、ついにポイントの交換品をご用意することができました。期間限定ポイントの期限も迫っていることですし、ぜひ交換をご検討ください。ご希望の場合にはDMでその旨をお申し付けください――なるほど。宿題の答えが届いたというわけか。よろしい、見せてもらおう。そろそろ愚か者から卒業をしなさいよ。どれどれ――


「友達、交換ポイント1000」


 なん、だと……




【ポイントプログラム】

利用可能ポイント: 1609

うち期間限定ポイント: 1500

有効期限: 2023-02-28


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ