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リア充は絶滅しました  作者: @OhMyBrokenAI
第1部 リア充は絶滅しました
18/81

第18話 ゴミ友

「ああ、そういえば昨日、珍しく電話を貰いましてね。なんでも大層お叱りをうけたとのことで、柄にもなく落ち込んでいましたよ」


 げっ……


「そうなんですかー。わりと軽いノリの方なんですかねー? それでそのノリでポイントサービスを始められた、と」

「たしかに綿密な計画を事前に立てていたかというと、とてもそうは言えない面はありますね。でも何かできることは無いかと常々相談は受けていましたので、せっかく思いついたのであれば、できるだけ見守ってあげたいなとも思っています」

「根は良い人なんでしょうか?」

「素直な子ですよ。いつもみんなのために走り回っていて、私もお世話になっているうちの一人です」


 イケメンがそう言うのであれば、悪い人ではないのだろう――昨日はちょっと大人気が無さ過ぎたか。なんか逆に質問というか相談みたいなメールが返ってきていたし、あとでアドバイスの一つでも、それなりにしてやるとするか。


「ところで、そのポイントのサイトに対象サービスがいくつか載っていましたよね。その中に『ウーパールーパー』っていう名称のサービスがあったんですけど、説明が何にもなくて、一体どういうサービスなのかわからないんです。何か知っていらっしゃいますか?」

「ああ。たぶん説明の必要が無いと思って、名前だけ書いて終わっちゃったんですね。いわゆるデリバリーサービスですよ」

「デリバリー……宅急便とかですか?」

「それほど大層なものでは無いんです。ただ、そのサービスが対応しているショップですとか、食べ物屋さんですとか、とにかく対応しているお店でさえあれば、なんでも配達をしてくれるんですよ。長く住んでいると大体みなさん自然と使っていらっしゃるので、名前だけで通じてしまうと錯覚するのも仕方がないところかもしれません」

「私もたまにネットで注文したりしてますけど、それの配達も実は『ウーパールーパー』がしてくださっていたんですかね……?」

「そうでしょうね。大きいショッピングサイトだと配達無料の扱いとかになっていたりしますし、『ウーパールーパー』の存在には気がつかないかもしれません。届いた荷物にも特に『ウーパールーパー』の記載は無いのが普通です」

「なるほど。縁の下の力持ちというわけですか……あなた方と同じで頭が上がらない存在のようですね」

「そういうのはやめてください。みんなそれぞれ、自分の仕事をしているだけですから。仮に頭が上がらない存在がいるのだとすれば、あそこの方くらいなものですよ」

「……ああ、いつも一緒に車に乗って来ていらっしゃいますよね。いつも車の中にいらっしゃるだけですけど」

「あの方は収集の仕事をしているわけではないですから。私一人では何かあったときに困るだろうという配慮と、街の様子を見て回るのに都合がいいという実利を兼ねて、同行してもらっているんです。運転もしてくれますし、助かっていますよ」

「私も一度、ご挨拶とお礼をした方が――」

「いえ、そういうのを嫌いますから、あの方は――お礼の気持ちならちゃんと伝わっているでしょう。そうでなかったら、こんなに長い間お引止めをしていないはずです」

「……わかりました。私は今の生活に本当に満足していますので、それとなくお伝え頂ければと思います」

「ええ。それでは、今日はこんなところで」

「また来週お会いしましょう」




【ポイントプログラム】

利用可能ポイント: 1600

うち期間限定ポイント: 1500

有効期限: 2023-02-28


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