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1.空中都市チェス

一度データが吹っ飛んだため、今回文章が荒削りです。

そのため後々訂正を入れるかもしれません。


余談ですが、未熟者なのでこの小説のPV数が多いのか少ないのか分かりません。

自分では多いように感じてます。

アクセス数が見られるサイトに載せたことは今までになかったせいもあります。

なにはともあれ、見てくださってる方は本当にありがとうございます。


チェリーは空を見上げた。

ピンクのツインテールがサラッと動く。

まだ日が暮れていないため真っ青な空が、今は恨めしい。

彼女はその恨みを込めるように手に持っている紙を握った。

これは彼女の癖だ。

不安症で臆病で…とにかくネガティブな彼女は常に何かを握っていたいのだ。

だから無論、紙に恨みを込めているわけではない。

そんな彼女はいつも着ない正装を今日は着用している。

その理由は簡単だ。

リフの卒業式に出たからである。

リフとは何か。

それを説明するにはまず、ここの歴史や特色を説明しなければならない。

ここは空中都市チェス。

天空に浮かぶ自然豊かなこの地は昔は喋る動物、幻獣、エルフ、小鬼などのいわゆる人外が暮らしていたという。

種族間の争いはあるものの、誰かが大変な時は種族を越えて助け合う平和な場所だったらしい。

しかし、ある時それが崩れた。

人間がこの地を見つけたのだ。

彼らは興味本位でここを訪れ、住みやすさに驚き移住した。

そして…暴走した。

獣という獣の多くが彼らの食事となって消えた。

獣でない者も実験と称し虐殺された。

火に炙られ、水に沈められ、八つ裂きにされ、種族を越えた交配をさせられて薬物を投与され…。

また、彼らの出したゴミは自然豊かなこの都市を汚していった。

チェスはもはや人間の帝国となった。

しかし、そんなことをされてチェスの者が黙っているはずが無かった。

チェスの者たちは、自分の能力を使い人間に歯向かい出した。

ある者は魔法、ある者は召喚術、ある者は魔具を用いて。

だが人間も武器は持っている。

剣、槍、銃…。

数々の小さな諍いは、やがてチェスの者と人間の大きな戦いへと変わっていった。

この戦いは70年も続いたため70年戦争と言われ、多くの被害を生んだという。

最終的に世代交代を終えた人類が降参。

純血の人間は全てチェスから追放され、ここには結界が張られた。

こうして70年戦争は終わりを迎えた。

それから何百年も経ち、現在。

今ではほとんどの者が混血で、能力を使える者もほとんどいなくなった。

しかしごく稀に、能力を授かった者が予期せず生まれてくる。

彼等は、本人と親が望めば厳しい訓練を受けることができる。

そしてそれを乗り越えればクイーンという地区に住むことができる。

クイーンに住む者は政府の者の護衛や一般人の依頼を請けたりして暮らしている。

彼等には政府の息がかかっているため、エリートとされている。

また、彼等は依頼によっては人を殺すこともある。

それゆえ、政府の殺人鬼と呼ばれることも少なくない。

そして政府の殺人鬼になるために訓練を受ける場所、それがリフだ。

しかしリフに入るには試験がある。

また入れたとしても毎日の訓練に加え月に一度能力のテストがある。

前回と比べ成績が悪く、差が酷いのなら中退を言い渡される。

とどのつまり、リフは下界で言う超難関校なのだ。

今回は説明回になりました。

こんな世界観でやっていきます。

次回も多少説明が入ると思います。


チェリーという少女が出てきました。

この話はメインキャラが8人いるのですが、その中で1番最初に創った子です。

また、前回のピンクの影はこの子です。

一応全身図はTwitterにおいてます(@nyaarisu)。

他のキャラの設定も置いていますので興味のある方は是非。


次回もよろしくお願いします。

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