四、マハラジャの家
2人はマハーラ村に向かって、さらに歩き始めました。するとそこに、小さな宿屋がありました。
「ちょっと休ませてもらおう。シュバイクの傷の手当てもそこでしっかりやるといい」
ルーラルは言います。
そして2人は中の暖簾をくぐりました。
中にはアンティークにこだわった調度品が、ここかしこにあり、特にアンモナイトの化石のような形をしている電話機が、目につきました。
「すみませ〜ん。宿屋の主人はいますかぁ?」
シュバイクは言いました。
すると、奥の方から、主人らしき太った好々爺がでてきました。
「おぉ、珍しい。お客さんかね?」
「一晩一部屋10ゴールドだよ」
「いえ。傷の手当てをする半日でいいのです」
「じゃあ、5ゴールドもらうね」
「はい」
シュバイクは5ゴールド支払いました。
ルーラルは
「ありがとう。次は俺が払うね」
と言いました。
奥に進むと、キレイなベッドが二つある、窓の景色が草原に向いている部屋に入った。
「いいながめだな」
シュバイクはそう言うと、肩に薬草をぬり始めた。
「ッイツッ!」
痛みで顔を歪めるシュバイクです。
「怪力ウルフの牙は鋭いからなぁ。白魔道士でもいればすぐに治るんだがな、、、」
ルーラル。
「早くパーティーを集めたいな」
シュバイク。
そうこうしているうちに、昼食が運ばれてきました。
「おぉ、ごちそう!」
鹿の肉をはじめ、田舎の宿屋にしては豪華な食べ物が並びました。
「今日は少し奮発したよ」
と、宿屋のご主人。
「ありがとうございます」
言葉で唱和する2人。
しかし、シュバイクは、食べるにもフォークとナイフを持つたびに、肩に痛みが走るので、大変でしたが、なんとか食べ終えました。
「あぁ、でも、そろそろ薬草が効いてきた。痛みが急激に無くなってきたよ」
「即効性のある薬草だからね」
「よし!一時間ほど横になったら、マハーラ村に向かおう!あと歩いて三時間ほどだ!」
「おうよ!」
テクテクテクテク。
2人は再びマハーラ村に向かって歩き出しました。
そこから3時間
「そろそろだよな、、、」
「あぁ、見えてきた!マハーラ村の入り口のとりいだ!」
2人はマハーラ村に入ってゆきました。
そこには、まず、木造の家が両脇にひしめいている、村道が続いていました。
ずんずんと進んでゆくと、鬼ごっこをして遊んでいる子どもたちが4人いました。
「君たち、マハラジャという狩人を知らないかい?」
「マハラジャは僕らの村では有名だよ!村の西の外れの家だよ!」
「ありがとう」
「あっ!あんなところに武器屋がある!槍が売ってるなぁ」
シュバイクは興奮しています。
「この槍は、キッサキが鋭く、取っ手の装飾も美しいなぁ」
「この槍ください」
「8ゴールドになります」
こうして槍を新調したシュバイクは上機嫌です。
そのまま2人は西の方へ歩いてゆきました。
「あっ!あの家だな!」
表札には「マハラジャ」と書いてありました。




