三、怪力ウルフ
!!!
2人はほぼ同時に目を覚ました。
「よし!出発しよう!ルーラル!」
「まぁ、そうせかすな。シュバイク。朝メシにしよう。腹が空いてはなんとやらだ」
ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ。
ルーラルとシュバイクは、あぁでもない、こうでもないと、経済のことや、アナトリウムの自然や事件こと、動物たちの動向、魔物の生息地域のこと、バイタル村でのニュースについて、アナトリウムの珍しい食べ物の話、など、様々なことを語り合いながら、ゆっくり朝食を食べた。
「ところでシュバイク、魔王城にいくまでに、何人ぐらい仲間が必要か?」
「俺は5人が一番バランスが取りやすいと考えているんだ。そのうち1人は回復魔法の使い手は必須だな」
「そういえば隣の村のマハーラ村に、弓矢の名手がいるみたいだぞ」
「おぉ!そうか!狩人か!飯にも困らないな!ナイス!ルーラル!」
「じゃあ、初めの目的地は決まりだな」
「あぁ」
2人はマハーラ村に向かって歩き出した。
すると、、、。
「あれは!怪力ウルフだ!油断するなよ、ルーラル」
「あんな雑魚キャラに負けるほど弱くはないさ、シュバイク」
「シュッ!」
シュバイクの突き刺した槍が、ウルフめがけて刺し込まれたが、ウルフは身をかわし、少し耳元にかすっただけだ。
「魔法剣サンダー!」
ルーラルのくり出した魔法剣は、雷となって、怪力ウルフの動きを封じた。
「ビリビリビリッ!」
「ワォーーン!」
怪力ウルフは苦しみ、悶えた。
「トドメだ!シュッ!」
シュバイクの槍が怪力ウルフの喉元を刺し、怪力ウルフは、地に倒れ、鮮血が地面を濡らした。
すると、、、。
「ワォーン。ワォーン。」
シュバイクたちは、怪力ウルフ三匹に囲まれてしまった。
「しまっ!」
「ガー!」
怪力ウルフ三匹が、同時にルーラルめがけて突進してきた。
「雷鳴剣ドルーガ!」
大きい雷がルーラルの剣を包み、怪力ウルフ三匹は、後ずさりました。
「今だ!シュバイク!」
シュバイクは1匹の怪力ウルフを槍で仕留めましたが、あとの2匹がシュバイクの両肩に爪痕を残しました。
「うっ、、、。」
シュバイクは中腰になります。
「とりゃぁ!」
ルーラルがそこで、2匹に雷の剣で斬りかかり、見事、2匹とも一刀のうちに、真っ二つにしてしまいました。
「さっ、さすがだな、ルーラル。負けるよ」
シュバイクは苦笑いしながら、ルーラルに微笑みかけます。
「薬草だ。肩に塗り込みな。しみるけどね」
ルーラルは、シュバイクに、薬草を渡しました。
「ッツッ!いてててて!ほんとにしみるなぁ!」
シュバイクは泣き笑いしました。
「なかなかこの先が思いやられるぜ」
シュバイクとルーラルはため息をつきました。
三、怪力ウルフ、終わり




