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第99話 ミルト君とデート④

「さて、お腹も膨れたし、次は何処に行こうかな……」


「そうですねぇ……」


 ファナのおすすめの肉料理屋さんでお腹を膨らませたボク達は、町の中央エリアにある案内板の前に立っていた。

 次にどこに行こうかと思って案内板で探している所だ。


「あ、アリスさん。 このタワーに入ってみませんか?」


「うん、それいいね。 ここからだと……北東にあるね。 行って見よう」


「はいっ!」


 ミルト君が見つけたタワーは、そこそこの高さを誇り、【エトワール魔法学校】と同じく【ミミルの町】の象徴ともなっている。

 場所柄、ボクも初めていくので案内板をじっくり見て場所を確認してからミルト君の手を繋ぎながらそこへ向かう。

 彼の手の温もりはボクを安心させてくれるね。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「お、上の方が見えて来た。 あの辺りかな?」


「そのようですね。 歩いてもそれほど掛からないみたいですね」


 中央の案内板のある場所から少し北東へ歩くとタワーの頂上みたいな部分が見えて来た。

 これなら歩いてもそんなに時間は掛からないからじっくり見れるかもね。



「エトワール魔法学校の生徒さんですね。 どうぞお入りください」


「え、お金は?」


「クレス校長さんが年額で負担してくださってるので。 看板に書かれているお金は一般客用なんですよ」


 そしてタワーに到着して金額を確認して入ろうとしたら、ボク達の制服を見てそのまま入ってくださいと言われた。

 どうも入り口の看板に書かれていた金額は一般客向けの金額のようで、ボク達はエトワール魔法学校の制服を着ている為に無料で入れるらしい。

 その理由は、クレス校長が生徒たちへの入場料を常に年額で支払っているのだとか。

 すごいね、クレス校長は。


「何せ、ここは時折エトワールの生徒たちの授業でも使われてますからね。 あなた達は見たところ一学年生だから、もうじきあると思いますよ」


「そういう事なんですね」


 それに今のボク達一学年生はまだ行ってないが、このタワーで何かの授業が行われると言うらしい。

 上級生たちはここで何かの授業を経験しているから、その分もあるのだろう。


「それでは、屋上はあそこのテレポーターから行ってください。 先に管理担当に話しかけるようにしてくださいね」


「わかりました。 行こうか、ミルト君」


「そうですね、行きましょう。 屋上へ」


 入り口のスタッフさんに色々話を聞いた後で、屋上へ直接行けるテレポーターの場所を教えてくれる。

 丁度そこに管理担当もいるようで、利用の際には先に話しかけるようにとの事。

 トラブルなどを防ぐためでもあるんだろうね、きっと。


 ボク達は、テレポーターの管理担当のスタッフに一言を入れてから、テレポーターを使ってタワーの屋上へ行く。

 さて、どんな景色が見れるのかな?

 楽しみだよ。



次回は諸事情により、10月15日(土)に更新予定です。


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