第97話 ミルト君とデート②
「んー、いい天気だねぇ。 公園で日向ぼっこしてるのも悪くないね」
「そうですね。 程よい暖かさですし、子供たちも……」
「あ、本当だ。 元気いっぱいにはしゃいでるね」
公園のベンチに腰を掛けてまったりしているボクとミルト君。
程よい暖かさでいい天気なので、まったりしやすいのがいいね。
そこに子供たちが元気いっぱいに遊んでいる様子を見る。
「子供ってやんちゃな子もいるけど可愛いから憎めないよね」
「育ちによるのかも知れないですよ。 かつていた僕の家系は幼い子供でも性格が最悪でしたし」
「あ、ああ……」
ミルト君の言葉で昔を思い出させてしまい、ボクは自分の発言を後悔した。
今は無くなっているけどファガーソン家は、攻撃魔法を初期で使えないという理由で捨てる程なので、そういう風に子供のころから教育されてきたという事だろう。
「だから、僕達はちゃんと子供に接する事を志したいですね」
「そうだね……。 今はまだ早いけど、いつかはボクとミルト君の子を……」
「それこそまだ早いですよ!? 入学してまだ半年も経ってないのに!!」
「あはは……、卒業後の話だよ」
流石に今は恋人のようになっていても、ボクとミルト君はエトワール魔法学校に入学して半年だ。
ミルト君と二人きりの時はあんな事やこんな事をしたりしても、流石に卒業までは子作りは自重したい。
ミーナとジャック君のカップルやライネス君とファルミアさんのカップルはどうなのかは知らないけど、いちゃつくくらいはやってると思う。
「さて、次は何処に行こうかな?」
「まだ昼までに時間がありますからね……。 本屋さんに行きますか?」
「そうだね。 新作の小説も売ってるか見てみたいし」
次はミルト君の提案で本屋に向かう事にした。
丁度新作の小説が発売されるので、売っているか見てみたいしね。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「お、新作小説コーナー……」
「アリスさんの目的の作品が売ってますかね?」
「それは探していくよ。 そうすれば丁度お昼になるだろうし。 さーて、あるかなあるかなぁ」
本屋に着いたボク達は、早速新作の小説コーナーに移動する。
時間を掛けてじっくり目的の新作を探していこうと思う。
ミルト君も真剣に探してくれてるしね。
「あ、見つけた!」
「どれですか?」
「この小説だよ」
ボクは見つけた小説をミルト君に見せる。
「あ、これは主人公は実はハイスペックだったという設定の学園ラブコメですね」
「うん。 これがどうしても読みたかったからね。 いやー、見つかってよかったよ」
ミルト君も概要は知っていたようだ。
とにかくボクが欲しかった小説を手に入ったのでテンションは高まった。
もう一冊あったので、ミルト君も買う事にしたようだ。
「いやー、いい買い物をしたよー」
「目的の物が見つかってよかったですね」
「うん。 これで気分よくお昼ご飯を食べれるよ」
「そういえば、もうすぐお昼ですね。 どこで食べます?」
「あそこに行って見よう。 ファナがおすすめしている飲食店らしいよ」
「そうなんですか?」
「そうみたい。 ファナがおすすめする位だから美味しいと思うよ」
「なら、そこに行きましょう」
目的の本を買えて気分がいいが、丁度お昼だ。
都合がいいようにファナがおすすめしている飲食店があったので、そこで食べる事にした。
どれほど美味しいか、気になるしね。
次回は諸事情により、9月10日(土)に更新予定です。
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