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第92話 前期バトルフェスタ~クロノクルアウェー戦①~

「相変わらずルミアさんはすごいなぁ」


「二学年でありながら上位五人に入る実力を持ってるからね。 向こう側も相当の実力を持ってるから、彼女も本気ね」


 クロノクル魔法学校との二度目の対決は始まっており、一巡目最初の試合の残り時間が二分を切ったところだ。

 

 ボクはいつも通りに小型の魔導モニターでルミアさんの試合を観戦していた。

 ルミアさんはグレイブやファイアボールなどを相手の足元に置き、動きを止めてから相手の状態に応じた魔法を放っていく。

 丁度、相手側にルミアさんの【インスパイア】が直撃したようだ。


『な、なかなかやるわね』


『そっちこそ……、アレを受けて……立ち上がれるなんてね。 タフさは……ナンバー1……かな?』


 でも、相手側の女子はすぐに立ち上がったようだ。

 ルミアさんの言うように相手はかなりタフみたいだ。


「残り時間がもうすぐ一分切るけど大丈夫なのかな?」


「向こうは時間切れを狙ってるけど、ルミアさんはそうはさせないみたいね」


「あ……!」


『【ブリザード】……』


『え、ちょ……!? 足が……凍って!?』


 ルミアさんは即座にブリザードの魔法で相手の足元を凍らせた。

 身動きが取れなくなった相手に、ルミアさんは容赦なく次の魔法を放った。


『【バーニング】……』


『ひぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!? アツゥイ! アツイッシュ!!』


 相手側のある意味狂った悲鳴と共にルミアさんのバーニングの餌食になった。

 なるべく服を焼かないようにしてはいるが、少し袖が焦げたようで、高熱によって相手側は気絶した。

 控室からも聞こえる歓声と共に、ルミアさんの勝利が決まったようだ。


「お疲れ様、ルミアさん」


「ん……、相手はタフだったから……時間が掛かった」


「残り十秒でしたからね」


「そう。 引き分けに……ならなくて……よかった」


「次はルドルフ君ね。 油断はしないようにね」


「ああ、もちろんだ。 行ってくる」


 次はルドルフさん。

 彼は確かナンバー2だった……かな?

 個人戦のラストなので、ほぼ全力で挑むつもりなんだろうね。


「彼は男性陣の中では一番の実力を持ってるからね。 今現在は私しか彼に敗北を与えていないわ」


「それだけ彼も強いんですね」


「うん。 私でも……手も足も出ずに……、下着もろ出しで……負けた」


「最後は余計ですから!!」


 あのルミアさんでさえ、手も足も出せずに負けたと言わしめる程の実力を持ったルドルフさん。

 彼に唯一敗北を与えたのがアリエスさんなのがそれを物語ってる。


「あ、ルドルフさん……あっさり決めた」


「瞬殺?」


「でしょうね……。 それでも試合開始から45秒だけど、一分もかからないとはね」


 どうやらルドルフさんの方は試合開始から45秒で決めたようだ。

 ファイアシールドを部分展開しつつ、ファイアボールを弾幕のように連射していた。

 かなり厚い弾幕だったようで、相手は避ける事は出来ず直撃したようだ。

 

「さて、次はアリスさんね」


「頑張って……。 アリシア王女は……手強いから……」


「ミルト君にいい所見せるためにも頑張りますよ」


 ルドルフさんが控室に戻って来たのを確認してから、ボクはアリーナに向かう。

 同時に向こう側の控室からもアリシア王女が出て来た。



次回は8月1日(月)に更新予定です。


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