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第76話 アリシア王女とある者の襲撃

「ふぅ……」


「あ、アリスさん」


「あれ?」


 三日目の午前の部の観戦が終わり、昼食前にトイレに行った。

 スッキリさせてから食堂に向かう最中に、アリシア王女に声を掛けられた。


「アリシア王女は何故ここに?」


 そう、ここはエトワール魔法学校の闘技場の一つだ。

 今回のバトルフェスタではアウェー戦の観戦用として使われているのだ。

 そこにクロノクル魔法学校のアリシア王女がいるのには違和感がある。

 そもそもクロノクル魔法学校との二度目の試合は明日の午後だ。


「私も最初の試合以降は観戦ですが、アリスさんの護衛をしてるフレデリカさんにも用があって……。 あ、先にお手洗いに行きますね」


「あ、はい。 ここで待ってましょうか?」


「すみません、頼みます。 一応私も護衛もいますが不安なので」


 そう言いながらアリシア王女はそそくさとトイレに入った。

 女性の護衛の一人もトイレに行くようだ。

 不審者対策で一緒に行くのだろうね……。


 そう考えてた矢先だった。


「あぶな……っ!!」


 壁から黒い影が現れ、ボクのお尻を触ろうとした気配を感じたので、すぐに離れた。


「ふひひ、いい反応してるじゃあないかぁ」


「誰だッ!!」


「ふひひ、よく見るとあんたもいい女じゃあないかぁ」


 黒い影がボクを舐め回すように見始めた事で、ボクに悪寒が走った。

 気持ち悪すぎる……!

 まさか、こいつは……!?


「お前も俺の女になれやぁぁぁぁっ!!」


「【ファイアシールド】!!」


「ぐおっ!?」


「姿が見えた! 今だ!! 一斉に掛かれッ!!」


「ちっ!!」


 黒い影がボクに襲い掛かって来たので、【ファイアシールド】を展開する。

 ボクの身長以上の大きさで展開したので、黒い影はシールドにぶつかる。

 そこに隠れていたアリシア王女の護衛が一斉に黒い影に襲い掛かる。


「ここは一旦退くか。 【テレポート】!」


「何ッ!?」


 黒い影は転移魔法を使って、逃げたようだ。

 アリシア王女の護衛達も逃げられた事に悔しがっていたようだしね。


「アリスさん……」


「アリシア王女……」


 トイレから出て来たアリシア王女と一人の女性護衛が驚愕の様子だった。

 

「お手洗いを終わらせて出てこようとした時にアリスさんを襲った黒い影を見たので、暫く出られなかったのです」


「さっきの黒い影……誰のですか?」


 ボクはアリシア王女が黒い影が誰なのかを知っているのではと思い、彼女に聞いてみた。

 すると、彼女は身体を震わせながらこう答えたのだ。


「あの黒い影は……、忌むべき愚兄のブラッド・クーデルカの分身なのです」


 フレデリカさんから聞いたあの『ブラッド・クーデルカ』という名のフリスク一派を支援した支援者の名。

 その分身がいつの間にかエトワールに入り込んでいたようだった。



ちょっと仕事先でぎっくり腰になってしまったので、更新ペースが下がるかも知れません。


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