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第71話 保健室にて

「あれ……? ここは保健室?」


 トキアさんとの試合が決した後で鼻血を出してから、暫くは意識を失っていたと思う。

 で、目覚めた場所は保健室だった。


「アリスさん、目覚めたんですか?」


「ミルト君?」


 そこにミルト君がお見舞いに来てくれたみたいだ。


「調子はどうかしら?」


 その後ろでアリエスさんも保健室に見舞いに来たようだ。


「今は何とか。 でも、まだ頭がボーっとしてますね」


「今までに溜め込んだ魔力を今日の試合で無理に放出したのが原因だって保健室の先生が言ってたわね」


「あー、確かにクロノクル魔法学校戦では無茶したかもしれません」


 ボクが意識を失っている間に、アリエスさんが保健室の先生から診断内容を聞いたようだ。

 どうもボクの魔力を無理やり出していた事が原因で脳にダメージを受けたようだ。

 ボクの魔力を集めるための脳内詠唱速度に脳が追い付いていない証拠らしい。


「とにかく明日、可能ならば明後日もアリスさんを休ませることにしようと思うの」


「明日は構いませんが、可能ならば明後日というのは……?」


「明後日と明々後日(しあさって)は二戦目になるの。 つまりワルジールがどちらかで当たることになるからね」


「ああ、それで……」


 明後日からは二戦目が行われるので、どっちかでワルジール魔法学校と当たる可能性がある。

 できれば明々後日にあたって欲しいのだが、大会の主催はクーデルカの王族だからね。


「まぁ、それでもクロノクル魔法学校戦は7勝したから、こちらに7点入ったからね。 うちは25点ってとこかしら」


 どうやらエトワール魔法学校は現在25点獲得したようだ。

 とはいえ、他の学校もワルジール戦はある意味ボーナスステージのようなものだから、確実に10点は入るだろうね。

 それ以外は、拮抗しているから順位の変動もあるかも知れない。


「トッシュ先生曰く、落ち着いたら先に寮に帰っていいみたいよ。 向こうでゆっくり休んでね」


「はい、お見舞いありがとうございます」


「ミルト君、アリスさんを守ってあげてね」


「はい」


 そう言って、アリエスさんは保健室から出て行った。

 残されたボクとミルト君は少しの間は無言だったが、ボクが先に口を開いた。


「今日は流石に無茶したかも知れないね。 心配かけてごめんね」


「いえ、クロノクル戦だとしょうがないです。 相手はやり手ですから」


「そう言ってくれると安心するよ。 そろそろ寮に戻ろうか」


「そうですね。 肩、貸しますよ?」


「うん、お願い」


 ゆっくりとベッドから起き上がったボクは、ミルト君に肩を貸してもらいながらゆっくりと寮に戻った。

 後からフレデリカさんに聞いた所、次の【ラグランジュ魔法学校】戦は、アリエスさんの活躍もあって無事に8勝したようだ。

 初日のエトワール魔法学校は33点獲得した所で終わったのだ。


 そして、ワルジール魔法学校はというと……、【ラウル・アカデミー】戦でも全敗した事でフリスクとその一派が壊れてしまい、逮捕に至ったことでワルジール魔法学校は棄権と言う形となったようだ。



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