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第63話 前期バトルフェスタ~クロノクル戦①~

「【アイスニードル】!!」


「う、お……っ!?」


 試合開始のアナウンスと同時にボクは様子見の意味で先に【アイスニードル】の魔法で仕掛けた。

 オレギさんは開始直後にいきなり撃って来たと思ってるようで咄嗟に回避動作に入ったみたい。

 

「くっ、掠っただけで片腕が凍った……!」


「すみませんね。 様子見のつもりで撃ったんですが」


「アイスニードルとは思えない威力だな。 こちらも初手から牙を剥かないとだめか」


「させませんよ! 【インスパイア】!!」


「ちぃっ!! 【エアシュート】!!」


 オレギさんと小話中に何とか集中力を保てた形で【インスパイア】の脳内詠唱が終わったのですぐに放つ。

 彼はすぐに回避した為に、直撃はしなかった上、即座に【エアシュート】で反撃に出る。


「【ファイアシールド】!!」


 ボクは咄嗟に【ファイアシールド】を展開し、すぐにそこから離れる。

 すると、ボクが居た場所……今はシールドだけが残されている位置に岩の突起が発生していた。

 やはり、グレイブで僅かな隙を狙おうと思ったのだろうけど、嫌な予感がしたので2回分の耐久力でとどめた状態にしておいたのだ。

 アリエスさん曰く、本当はエアシュートには【ウィンドシールド】がいいんだけど、習ってないからね……。


「やるな! ファイアシールドの強度を敢えて落としてそこから離れたか!」


「嫌な予感がしたので。 見た限り食らわなくて良かったと思ってますよ」


「君もインスパイアの威力も相当だろう。 クレーターが出来上がったから、立ち回りが上手くいかないぜ」


 オレギさんのグレイブは、見た目からしてかなり突起が鋭い。

 結界が張ってある影響でただ痛みが少しあるだけになるが、本来ならあれで串刺しにされる程の魔力を持っていると思われる。

 だが、オレギさんはボクの放ったインスパイアによるクレーターの方を見て、冷や汗を掻いていた。

 あー、少しやり過ぎたかも……。


「とにかく仕切り直しだ。 こっちは全力で行くさ!」


「こっちも手加減は出来ませんよ!!」


「ああ、改めて行くぞ! 【バーニング】!!」


 一息入れたために、改めて仕切り直しすることにしたボク達。

 オレギさんが【バーニング】で仕掛けて来たようだ。


「【ブリザード】!!」


 そこにボクは冷気の初級範囲魔法の【ブリザード】で対応する。

 範囲魔法だから、ブレると自分が凍ったり、身体が冷えるのだが、何とかブレずに放てたようだ。


「くっ! 流石に手加減なしだと【ブリザード】も【アイシクル】レベルか!!」


「手加減はあまりできないんで、そこは勘弁してくださいよ」


「望む所!! 【アイスニードル】、三連射!!」


「三連射……ッ!?」


 反発する属性の範囲魔法で押し合っている間に、オレギさんが【アイスニードル】を放ってきた。

 しかも三連射……!!


 アイスニードルの数が多いから、避けるのは厳しい。

 結局、ボクはこの手を使うしかないわけだ……。


 そう思いながら指先に魔力を集めた。



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