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第56話 前期バトルフェスタ開会式

「アリスさん、眠れました?」


「ボクは十分に眠れたよ。 ファナはそうじゃないみたいだね」


「はい。 緊張してしまって……」


「まぁ、一学年から出れた生徒はアリスさん含めて5人程度らしいって聞いたしな」


「あぁ、後は上級生ってわけね。 やはり実力と経験が違うのかな」


 翌朝、ボクやファナとミルト君、そしてミーナとジャック君他多数の人と共に闘技場の観客席にいる。

 今日からバトルフェスタが始まり、これから開会式を行うからだ。

 このクーデルカ王国内には、ワルジール魔法学校やエトワール魔法学校の他に各地方に幾つかの魔法学校がある。


 そのため、開会式や閉会式は各学校の闘技場で、幻影魔法を使った映像(ビジョン)から国王様のスピーチが行われ、その後に日にちに分けて専用の転移魔法で各学校の会場に移動する形だ。

 その際には王国の王宮魔術師や護衛の騎士などがチェックを行い、不正が無いかを厳しく調査をする。

 特に今回はボクが出る事で、ワルジール魔法学校がどんな手を使うかが気になるからね。


 ちなみにボクはぐっすり眠れたけど、ファナやライネス君、ファルミアさんはあまり寝れなかったそうだ。

 まぁ、エトワール魔法学校だと実力でもぎ取ったのは大抵上級生だし、足を引っ張らないかという観点で不安なんだろうね。


「あ、そろそろ開会式が始まりますね」


「おっと……」


 ミルト君が先に幻影魔法による映像(ビジョン)が映し出されたのに気付き、もうすぐ開会式が始まると教えてくれた。

 ボクやファナ、そしてミーナ達はそこに食い入るように見つめる。


『これよりクーデルカ王国主催の前期バトルフェスタを開催する!』


 国王様が映像に映し出され、開会宣言をすると同時に周囲から歓声が沸き起こる。

 ボクとミーナはたまらず耳を塞いでしまう。


(す、すごいね、アリスちゃん)


(うん。 ここまでテンションが高いなんて思わなかったよ)


 耳を塞ぎながらミーナとひそひそ話をする。

 ここまでテンションが高いなんてボク自身も予想していなかったし、後ろのキルスさんとルリルラさんも圧倒されている。


『なお、前期については初級魔法のみを使う事とする。 初級魔法であれば威力の相違などには触れない。 ただし、選手や外部の者が制約結界などを貼った場合は反則負けとなる』


 おっと、この話に言及してきたのはワルジールの行動を想定してかな?

 でも、制約結界を感知する方法って、王国側にはあるんだろうか?


『そして、今までと同様に勝利者を生んだ学校に得点が入る仕様だ。 その得点によるランキングで今回の覇者を決めるものとする。 これは個人戦とタッグ戦では別集計となる』


 タッグ戦はタッグ戦のランキング、個人戦は個人戦のランキングとして独立しているわけか。

 つまり、二つの部門を総なめすれば、学校の知名度も上がるのかもしれないね。


『今回は特に制約魔法を使っていないかを厳しくチェックする。 その事を肝に命じるように。 では、30分後に個人戦が始まるので対戦相手を確認するように』


 スピーチが終わり、国王様が消えたと同時に最初の対戦相手が映し出される。


「え……!?」


「あらら、これはこれは……」


「のっけから来たか」


「こんなに早くお目に掛かることになるとはね。 退学してからそんなに経ってないのに」


 ボクは驚き、ファナを始めとした生徒たちもどよめく。

 それもそのはず。

 個人戦での最初の対戦相手はあの【ワルジール魔法学校】だったからだ。


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