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第35話 アリスはとあるネタバレを食らう

 あれから少しだけ日にちが経過し、魔法学校対抗バトルフェスタまで後二週間まで迫ってきた。

 その間に、ミルト君を瀕死状態まで殴って追放し、さらに寮建設を勝手にキャンセルさせたファガーソン家が壊滅、さらに彼らからお金を貰った建築ギルドも一旦解体となり、新しく立て直している最中だ。

 さらにクレス校長は、転移魔法でボクの故郷の【エルベール】の村に向かい、両親にボクのいきさつを伝えたようだ。


 ワルジール入学前に校長がフリスクという男に変わった事も両親は知らなかったようで、ボクを無能扱いにしたフリスクを許さないと怒り心頭だったとか。

 ただ、クレス校長の運営する学校で頑張ってると言う報告に安堵したと同時に学費の心配はやはりあったが、エトワール魔法学校のシステムを利用してしっかり納めていると伝えたみたい。


「しかし、クレス校長のフットワークは軽いよね」


「うちの父のいい所でもあり、悪い所でもあるんです……」


「まぁ、それよりもミルト君のかつての家系も壊滅しちゃったしね……。 大丈夫?」


「いえ、未練はありません。 僕を無能扱いにしたんですから。 今はアリスさんやここの人達のおかげで頑張れますから」


「そっか……。 でも辛かったら言ってね? 受け止めてあげるから」


「はい、その時はお願いします」


「ミルト君、アリスさんには素直ですねぇ」


「そこ、ニヤニヤしない」


 クレス校長のフットワークの軽さに若干呆れつつも、ファガーソン家が壊滅したことで、ミルト君は本当の意味で家無しの子になってしまった。

 ボクはそこが気がかりだが、彼自身は自分をあんな目に遭ったという怒りもあってか、未練はないようだった。

 とはいえ、無理強いしている可能性も否めないので、辛かったら遠慮せずに言うように伝えた。

 隣でファナがからかってくるのは放っておこう。

 あんな性格だったのかね、ファナは……?


「あ、ここにいたんだねアリスさん」


「ラビ先生?」


 今日は座学授業のみだったので、ひとまず寮に戻ろうとした所でラビ先生に声を掛けられた。


「どうしたんです?」


「クレス校長からの伝言でね。 まぁ、私も少し頭を抱えたよ」


「何があったんです?」


 ラビ先生はボク宛のクレス校長からの伝言を持ってきたようだ。

 その人のセリフからして、どうも嫌な予感がするんだよね。

 確かもうすぐバトルフェスタを控えてメンバーを決めるための模擬戦が行われるはずだから。


「今回のバトルフェスタなんだけど、出場者の一人をアリスさんにしたみたいなんだよ。 クレス校長が」


「え……?」


「「「ええええーーーっ!!?」」」


 ラビ先生が持ってきたクレス校長からの伝言。

 それは、二週間後に控えたバトルフェスタの出場者の一人をボクに決めたという事。


 予想もしなかったネタバレにボク達は驚きの余り、悲鳴を上げてしまった……。



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